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コンパクトフィルムカメラ「minolta tc-1」を購入して


「写ルンです」でフィルムカメラの楽しさを知った2020年秋。

ついには自分のフィルムカメラが欲しくて、minolta tc-1を購入しました。

tc-1を選んだ理由は3つ
1.小さくて、軽い
2.見た目
3.カメラ初心者でも扱いやすいオート機能

いつでも気軽に持ち運べるようにサイズは譲れないポイントでした。
コンパクトカメラっていくつかあるけれど、tc-1の小ささってやっぱり群を抜いています。

実はcontax t3との二択で最後迷っていたのですが、tc-1を見た瞬間のサイズ感と見た目に心奪われ、こちらを選択しました。

どちらにせよ、この2台、高級コンパクトカメラと位置づけられるほど、中古とは思えないほど、よいお値段(t3は20万弱、tc-1は10万弱。中古なのでピンからキリまでありますが。)
使用感もわからないのに購入する怖さがありました。特にわたしは、カメラ初心者でなにがなんだかわからない。

そんな時に、「レンタルしてみれば」という助言をもらって、ネットで調べてみるとなんとなんと北村写真機店にレンタルサービスあり!しかもtc-1もある!そして935円~借りられる!

即レンタル。
第一印象は、小さい、軽い、かわいらしい。
電源ボタンを押すと、メカっぽい音とともにレンズが現れます。めっちゃかわいい。

「もう、これほしい。自分のものにしたい。」


ネットで調べまくって、状態もよくケースとストラップがついているものを目黒にある三宝カメラで見つけ、ついにmy tc-1をゲットしました。

ケースも無駄のない作りで、カメラにフィットしてくれます。
tc-1の文字がちゃんと刻印されているストラップもお気に入り。

購入して初めて撮った写真たち

嬉しくて買ってすぐにお店の前で撮りました。
あの時のワクワク感たまらなかったなあ。
駅からバスを乗り継いでなかなかの道のりだったけど、仕事終わりに行った甲斐がありました。

以前同じ職場で働いていた先生と行ったイタリアン。久々の再会にランチタイムから夜の6時まで、尽きないおしゃべり。
クリスマスシーズンだったので赤いリースが飾ってありました。

家の近くにある公園の橋から撮ったもの。
公園の電灯とマンションの明かりが綺麗だったので撮ったけれど、びっくりするくらいシャッタースピードが遅くなり。暗いところでの撮影ではどうなるのかということを知りました。

IKEAの倉庫。高く積み上げられた荷物たち。
こういう規則正しく繰り返されているような景色が好きです。

IKEAまでの道。
晴れている日の温かな光を感じるこのフィルム感。たまらない。

もふもふの冬芽。
小学校で習ったことを思い出しました。カメラを持ってから、普段通り過ぎている景色をじっくり見る機会が増えたように思います。

実はつい最近まで、焦点があっているかどうか、カメラのどこを見ればいいのかわかっていなくて、というより考えてもいなくてピントが合ってるかどうかは現像してから次第というのがほとんどでした。
昨日やっとピントを知らせるランプをファインダー内で発見。とっても便利ですね。笑

こちらは27枚撮りカメラの29枚目。
あれ?27枚撮ったのにフィルムが巻かれない?
といろいろ試しに撮っていて偶然撮れた写真ですが結構お気に入りです。

フィルムって多めに撮ることができるんですね。おまけで撮れる感じして嬉しくなります。これもこの時初めて知りました。


構図とか全く考えず好きなように撮った初回。
撮っていくうちに、自分が思ったようなしっくりくる物が撮れていない気がして、先日初めてYouTubeの解説動画を見てみました。
構図を意識するだけで、写真の雰囲気って変わるんですね。
今まで避けていたレタッチも、とっても簡単にですがやってみるとまた表情が変わって面白いです。

なにも気にせずパシャパシャ撮りたいって思っていたけど、やっぱり上手くなりたいなって思うようになるものです。

毎日どんな時でも持ち歩いて、
「この景色は写真にしたらどんな風に見えるんだろうな」
「この光の感じはどういう風に写るのかな」
って考えながら、気になる景色を見つけては撮っています。

目で見た景色と写真で撮った景色って結構ズレがありますよね。
そんなところも楽しみながら、日常にある心動くものを撮っていけたらと思っています。

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