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東京日記5「でこ、ぼこ、糸」

一昨日まで半袖で寝ていたのに昨日からグッと寒くなった。
やっと秋なのか冬なのかがきた感じ。暦の上ではもう冬なのかな。

2023.11.10

はじめての糸紡ぎをした。
エルサレムで染めた、玉ねぎの皮染めのウール。

この間、毛糸などを扱うお店にいった。そこでは糸紡ぎのワークショップをやっていて、糸紡ぎのやりかたを教えてもらった。
糸をつむぐためには、毛流れを整えるハンドカーダー、スピンドルという糸をつむぐ駒みたいなものが必要とのことだった。ニュージーランドのブランドでそれらを購入。合計1万弱というなかなかのお値段だった。
数日前に届いたので、とりあえずやってみる。

当たり前に難しい。もっと上手にできるかと思いきや。糸の太さはでこぼこだし、途中で糸がちぎれるし。
数十センチなんとか糸の形になったものをおばあちゃんが棒針で少し編んでくれた。「編めるじゃない」とおばあちゃん。
自分が作ったものが形になった。嬉しい。

おばあちゃん、ありがとーーう

おばあちゃんも、一緒に住んでいるおばあちゃんの妹のさっちゃんも
「はじめからうまくいかないよ」と励ましてくれた。言葉の重みが違う。御年85歳と84歳。

英語のオーバーラッピングをしたら午前中は驚くスピードで流れていった。

知り合いに教えてもらった製本ワークショップに、ノートを作りに行った。
表紙をカッターで切るのは苦手。まっすぐ切れない。
中の紙を糸で縫うのは楽しい。紙の種類も好きな感じだった。
製本の用語や紙の性質なども教えてもらいながらの作業。製本や紙に対しての興味が高まる。

最後に、シルクで織った布を表紙にしたノートも作ることができるか相談した。シルクだと裏に紙を貼って補強しなければいけないらしい。麻とか綿だと補強が不要なこともあるとのこと。
ワークショップ参加2回目以降は、自分のやってみたい製本を体験することができるとのことだったので一度作ってみてもいいのかもしれない。
ただ自分でそれをすべて作るとなったらちょっと難しそうだな。やってみないとわからないけれど。
ノートはシンプルなものにして、ノートカバーを草木染して織ったものにすると簡単になるかもしれない。表紙とノートを分けて作るのはできそうだなと思う。
なにより表紙を作る部分より、ノートをひもで縫って作る部分が個人的にとても楽しかったから。楽しいことを取り入れたい。

夜はろうそく生活。社会人一年目、すべてのことを教えてもらった元職場の先輩からもらった大きなアロマキャンドル。ぱちぱち音がなっていい。
川の流れる音とか焚火の音とか、そういった音ってたとえ音量が大きくても決して騒音にならない。むしろリラックスできたり、集中できたりする。

キャンドルはアロマキャンドルに限る。においが無くてきれいなものもあるんだけど、自分の部屋で夜寝る前の時間を過ごすときにはアロマキャンドルがいいという結果にたどり着いた。アロマが無いと、部屋中煙たい匂いになる。
そろそろ先輩にもらったものがなくなりそう。同じブランドのものを自分で買ってみるか、新しいものにチャレンジするか。

なんにせよ、夜のろうそく生活がわたしにとって心地よい大事な時間なのだとつくづく思います。

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