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【美容師のためのマーケティング入門#1】集客のいちばんの近道は世の中を知ること?たった5分で理解できる『3C分析』

こんにちは、NOZOMUです。

さて、いきなりですが今回から新連載を始めます!

その名も『美容師のためのマーケティング入門』です。

日々、いろんな人から集客について相談されるので、(嬉しい限りです涙)

学校の先生になった気分で、できる限りわかりやすく“美容師目線”でマーケティングについてお伝えできたらと思います。

これまで100冊以上マーケティング関連の本を読んできた『マーケティング大好き芸人』の名に恥じないよう!笑

本を読むのが苦手な人や、「マーケティング?なにそれ美味しいの?」みたいな美容師さんにも「読んでよかった♪」と思ってもらえれば幸いです。

(嬉しい口コミありがとうございます..!!!)

それでは早速行ってみよう!

そもそもマーケティングってなんなの?

一言で言うと、『自然に売れる仕組み作り』のことをマーケティングと言います。

要は、街中で「来てください〜!」とビラを配ったり、客ハン(お客さまハント)しなくても、お客さまの方から「あなたにお願いしたいです!」と言われるようにすること!

(「そんなことできたらとっくにやってるわ!」とか言わないで。笑)

お客さまの方から「行きたい!予約したい!」と言われるために、

①お客さまのニーズに合ったメニューとは何か。

②どんな人がそのメニューを求めているのか。

③どうやってメニューの存在を知ってもらうか。

それぞれを考え実行し、自然に売れる仕組みを作り上げることがマーケティングというものなんですね〜。

3C分析ってなに?

その名の通り、3つのCを分析すること!笑

「具体的に3つのCが何なのか説明しろー!」と言われる前に説明します!

まず、3Cとは以下の3つのことです。

①Customer(市場・顧客)
②Competitor(競合)
③Company(自社)

これをわかりやすく美容室に置き換えると、

①美容室で髪の毛をお手入れしたい近隣の住民=Customer(市場・顧客)

②同じエリアの美容室=Competitor(競合)

③自分のサロン=Company(自社)

こんな感じになります。

ちなみに、同じサロン内にいるライバルに対しても同じような考え方ができます。

①サロンに来るお客さま=Customer(市場・顧客)

②同じサロンのライバル=Competitor(競合)

③自分=Company(自社)

このような図式ですね。

この3C(市場・顧客、競合、自社)それぞれの視点で分析し、戦略を考えようってわけです!

ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?

かのスティーブ・ジョブズの名言からも読み取れるように、勝つべき相手と同じ作戦で勝負するのではなく、より良い作戦を考えるべきということですね。

ちなみにこの名言には続きがあります。

美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい??そう思った時点で君の負けだ。ライバルが何をしようと関係ない。その女性が何を本当に望んでいるのかを、見極めることが重要なんだ。

何事も、大切なのは相手の立場で考えることなんですね。

そこから更に、相手の立場だけでなくライバルのこともしっかり考えようっていう3C分析は頼りになりそうな気がしてきませんか?笑

3C分析をする意味って?

3つのC(市場・顧客、競合、自社)を分析することで、成功要因(Key Success Factor・通称KSF)を見つけることが3C分析をする意味・目的です。

①美容室に行く人たちの需要

②他の美容室

③自分のサロン(自分自身)

要はこの3つをそれぞれ分析した上で、「どうやったら自分のサロンにたくさんのお客さまが来るかを考えましょう」ってことですね!

①「いま美容室で需要のあるメニューはなんだろう?」

②「近所の美容室はどんなメニューを打ち出しているんだろう?」

③「うちのサロン(自分)は、何が売りなんだろう?」

こうして具体的に考えることで、打つべき施策が見えてくるかもしれません。

あくまでも分析は手段であり、目的ではありません!

「3C分析をした結果、〜という事実に気づいた。この分析を踏まえてこんなことをやってみよう!」

このように、『何か新しい行動を起こすこと』が本来の目的であるということを忘れないようにしてください。

【実践】3C分析をやってみよう!

では、早速実践して覚えていきましょう!

何事も実際にやらないと身につきませんからね。(自戒)

今回は例として『Instagramを使って新規集客に取り組みたい』をテーマに考えて見ましょう。

Customer(市場・顧客)=Instagramを見て美容室を決める人

10代後半〜20代前半の女性

Competitor(競合)=Instagramで人気の美容師

インスタ映えするデザインカラー、イメチェンショートヘア

Company(自社)=得意な技術・売り

カットとパーマが得意

ここから更に深読みしてみましょう!

Customer(市場・顧客)である10代後半〜20代前半の女性と、Competitor(競合)であるインスタ映えするデザインカラー、イメチェンショートヘアという情報から、『若い女性は変身願望が強いのでは?』という仮説を立てることができます。

そこで、Company(自社)のカットとパーマが得意という強みを活かすとどうなるでしょう?

Instagramを見る女子たちが好みそうな『ふわふわイメチェンパーマ』戦略で勝負できそうじゃないですか?

(※あくまでわかりやすい例え話ですよ!)

このように、3C(お客さま、他の美容師、自分)それぞれの視点で考えてみると自ずと「自分が何をすべきか」がほんのりでも見えてくるはずです。

まとめ

3C分析について、ご理解いただけましたか?

「集客しなきゃ!ブランディングしなきゃ!SNSやんなきゃ!」

日本中の美容師さんが、こんな想いで日々発信しています。(たぶん)

その中で、どうやって自分を知ってもらうか。

そして、たくさんの美容師の中から自分を選んでもらうか。

その答えを出すためのヒントになれば幸いです!

終わりに

『美容師のためのマーケティング入門』の第1弾、いかがでしたか?

こんな感じでできる限りわかりやすく、そして“美容師目線”でマーケティング をご紹介できたらと思っています。

「こんな記事書いて欲しい!」

「こんなとき、どうすればいいですか?」

などなど、ご意見・ご感想もどしどしお待ちしております!

それでは、第2弾もお楽しみに〜!笑



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