起業する時に注意すること
会社を作るにあたり、その背景により設立する会社の種類やそもそも法人化するかの判断は異なります。
個人事業主から法人成りした方がいいか悩んでいる
個人事業主が法人の方が税金が安いと考えて法人化したいと考えるケースがあります。なぜ法人の方が安いかというと個人事業主は所得税は超過累進税率による課税で、法人は定率による課税であるためです。では法人にするタイミングはいつが良いか、というと”税金額だけ”見れば所得が法人税率を超える税率に該当するような税率で課税されるか否かで判断することが良いかと思います。よく聞くとしては所得が800万円を超えてくる段階で、今後伸びていくこと、もしくは伸ばしていくことを目指していく予定であるかというところで判断すれば良いかなと思います。また法人になると大手等企業との契約時に個人より取引しやすい、法人期間の長さは借入時に評価に繋がるなどのメリットもあります。税金だけでなく総合的に考えることをお勧めします。
※国税庁のHPより
起業したい
MFやfreeeの会計ソフトの開業支援ツールの通りに作っていけば簡単です。
ただ、起業するにあたり細かいですが、決めないといけないことは結構あります。どうでも良いことのようで実はあとで影響することもあります。そんなところでこれはやっておいた方がいいことを記載します。
・公告は官報で
・会社印は、「代表印」「角印」「銀行印」と分けておく
・決算期は一番儲かる時期が想定できるならその前月末を決算にするといいかも。とりあえず、3月と12月は外しておくといい
法人格が欲しい
取引をするにあたり、一定規模の会社は法人との取引しかしないということがよくあります。そんな時の選択肢になるのが合同会社かなと思います。株式会社より安い金額で設立でき、決算はきちんとしなければ当然成りませんが、会社の所有者と経営者の立て付けが異なるため、合同会社は手続きに株式会社ほど厳格なものは要求されません。
※MF会社設立でももちろん設立可能です。
まとめ
法人格を得ようとするタイミングは起業だけではありません。節税、取引上、株式を公開したいなど様々です。税金を考えることも重要ですが、法人化することによるデメリットもあります。法人作る!と決めているわけでなければ視野を広げてどれが一番自分が得たい結果なのかを考えてもいいと思います。
一覧化しようと以下になるべくまとめようと思ってます。
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