サースズキ

SaaS系を比較的得意とする会計士・税理士。ベンチャー企業2社上場経験。特に1社は本当…

サースズキ

SaaS系を比較的得意とする会計士・税理士。ベンチャー企業2社上場経験。特に1社は本当に色々やりました。経営企画、経営管理、税務顧問、管理部門立上・改善、IPO支援、法務、労務などコーポレート関係や関連する仕組みについて色々思った時に書いてます。

マガジン

  • 読書の目的・学び・メモ

    自分の読んだ本の目的、学びや今後生かすこと、その他気になった内容のメモ

  • IPOしたい会社の役立ち情報

    IPO時によくある問題を自分の経験で自分勝手に呟いてます。

  • とある会計事務所のつぶやき

    不定期に税務、会計や経営に関するよくある質問など解説したり説明したりしてます。

  • 事業考察マガジン

    気になった事業について独断と偏見で分析したものをnote化したものです。

最近の記事

「定着と離職のマネジメント」読書メモ

採用に関わるようになり、参考になりそうな本を読んでいる中で出会った本。リクルートの人材マネジメントってどのようにやっているのか簡単でわかりやすかった。 定着と離職のマネジメント「自ら変わり続ける組織」を実現する「計画的人材流動性」とは https://amzn.asia/d/1UpZEg5 読書メモ インフォーマルネットワークを作ることで、組織のネットワークが生まれる。 インフォーマルネットワークは、フォーマルな組織の関係より大きなネットワークで、関連する人数が増え(通

    • 「生成AIで世界はこう変わる」読書メモ

      ChatGPTが当たり前のように周りで使っていく中、たまたま見かけた本が気になったので読んでみた。 まだまだわからないことやどのように使うようになるかの想像はまだまだ追いつかないが追いついていかないといけないという危機感は十分感じられた。 生成AIの仕組みや得意なことを理解して、うまく活用できれば逆に自分が単純作業や簡単な判断から開放されていいのではないかとも思えてくる。 以下はメモ。 技術は自分が明るくないので、なんとも言えないが、仕組みやどのように文章を構成している

      • 稟議申請の導入

        上場準備を進めていく中で避けられないのが稟議申請です。たいていシステムを入れると思いますが、通常はない時に比べ「面倒」「手間が増える」と考えられ、なかなか従業員の理解を得られないと思います。 IPOする企業にとって仕方がない、普通の企業はやっているという考え方もあるとは思いますが、こんな感じで伝えるのも一つかと思います。 稟議はお金を使う時の相談の場会社のお金なので自由に使うことはできないです。それは社長もその他役員も同様です。株主からお金・会社を預かって運用しているだけ

        • 「ユーザーファースト」読書メモ

          SNSでたまたま見つけたこの本。穐田さんについて、ここまで書かれている本はないのではないだろうか。 ミッションやビジョンという言葉は使わず、ユーザーが使いやすいものにするために、不便不満をひたすら解決しようとしていること、従業員に対して、キャリアを考えてくれていること、負けたと思った時の切り替えというか常勝ではないことなどは自分も参考にしようと思う。 「やる後悔よりやらない後悔」の方が大きいと考えるタイプだが穐田さんは逆だった。 貴重な時期に「空白期間」を設けて謳歌してい

        「定着と離職のマネジメント」読書メモ

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          10本
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          9本
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        記事

          『コンサル0年目の教科書』読書メモ

          高松さんが勧めてみたので、読んでみた。 プレゼンの極意は「声を大きく」と言うのは興味深い。上司や先輩のアドバイスを無視してまずは自分で学ぶ、そこで一定レベルに達してからテクニックを活用する。 最初に自分で学ぶことでコツを掴んでいき、気づきによって学んでいける わかる=理解する * こなれる 効率ばかりに目を向けず、その業界やビジネスマンとして学ばなければならない時はある。身につけるべきものはその他の人よりもたくさん身につけた方がいいし、それには時間も努力もかかる。惜し

          『コンサル0年目の教科書』読書メモ

          『DIE WITH ZERO』読書メモ

          たまに見かける本だったので読んでみた。 つまり、金持ちになるための本ではなく、人生を満足に生きる方法が書かれている。老後の心配をする人は多いけど、老後に後悔することを考えていることは少ないな。比較的共感できることが多かった。 以下はメモ 年はエネルギーも衰えさせる 限られた時間とエネルギーをどう使うべきか。人生の残り時間を意識する 金の価値を最大化できるのは26歳から35歳 親と過ごす時間が子に与える影響は大きい。親と過ごす時間が多かった子供は成人後は他人と良い関

          『DIE WITH ZERO』読書メモ

          「世界一流エンジニアの思考法」読書メモ

          エンジニアの考えから参考になるような働き方や業務への取り組み方などないかなと思い、読んでみた。 早くできるようにする/なるではなく、理解に時間をかける。 理解とは以下である。 その構造を掴んで、人に説明できること(説明可能) いつでもどこでも即座に取り出して使えること(いつでも使える) 治験を踏まえて応用が聞くこと(応用可能) 「理解は時間がかかるもの」として、急がず、徹底的に理解する習慣をつける。その習慣により、圧倒的に試行錯誤が減って問題を一直線に解決できるよう

          「世界一流エンジニアの思考法」読書メモ

          チームトポロジー

          今まで属人的な行動で良かったことが、チームで行動する必要性が増してきた。属人的な状態でもサービスを安定的に提供することはできるが、今後進化や拡大を図る上では制約になり得る。そのため、チーム組成の考え方としてもっと複雑であろうエンジニアの考えを取り入れられないか以下の本を読んでみた。 基本の4つのチームがあり、それぞれのチームが成熟に向かうにあたりどう進化するかに目を向ける。 各チームがオーナーシップをもち、目的・役割・責任を明確にして行動する チームのオーバーラップと元

          チームトポロジー

          「図解ビジネスファイナンス第2版」読書メモ

          M&Aの理論と実践を学ぶ上での課題図書だったので復習がてら読んでみた。全体を整理しつながりを見返す上ではよかった。特に実務上どのような数字で計算しているのかについて結構具体的に書いてあるし、アンレバードベータや修正など降りてくるような数値などについても説明があり勉強になった。かなりEVAが好きだが、使い方だと思う。EVA=だめ、ではない。他にもかなり実務的な内容や実践的な使い方が書いてあるので興味ある人は読んでみると面白いと思う。プロや仕事でやっている人は読まなくて良いと思う

          「図解ビジネスファイナンス第2版」読書メモ

          「プロ直伝! 成功する事業計画書の作り方」

          受講したい講義の課題図書だっただめ読んでみた。漫画なのでサクサク読める。読み進めることは容易だが、まぁ結構なエッセンスが入っているのでそのまま進んで終わらないようにメモ。 事業計画書の意義事業計画では「事業の可能性」と「事業の蓋然性」をストーリで伝えることが必要。ストーリーでは、取り組む意義、具体的な取り組む内容、検証・証明された「根拠」を示す。 事業のアイデアは、事業機会の発見には、多様な情報のインプットが重要である。 アイデアが出たら、「事業の中身」を考えて事業を構

          「プロ直伝! 成功する事業計画書の作り方」

          「Unlearn」読書メモ

          新しいことを新しいものとしてきちんと学んでいかないといけない、今までの延長で学んでいくと過去の考え方に囚われ続けていくみたいな話を投稿でみた。過去の知見を積み重ね、深く広くしていくことが重要だと思っていたが考え方が異なっていた。少し前に流行っていたフレーズでもあるので読んでみた。 為末さんは選手時代と同様に目標を設定して逆算してトレーニングに取り組んでいて、社会に出ても同じ方法で取り組んでいたが、そのやり方では社会では通じなかった。新しい環境では通じなかったのである。学習し

          「Unlearn」読書メモ

          「企業変革の実務」読書メモ

          関与している企業や自分の会社で従業員の意識を変えたり自分自身を変えて、組織を動かすときに参考にする一書。 変革4要件のマネジメント危機感(変革のWhy) 現状の可視化 目標・方向感(変革のWhat) 良い企業とはどういうものなのか、優れたやり方とはどういうものなのか、のイメージ創り 担い手(人に関するHow) 企業によってまちまちだが強いリーダーシップが取れる人 一貫した打ち手(打ち手のHow) 経営OSの総入れ替えが通常だが、そのくらいの意識の改革がなされること

          「企業変革の実務」読書メモ

          「1位思考」を読んで

          猿渡さんはSNSでよく拝見していて、競合がひしめく事業を営んでいるにもかかわらずどのような思考、心もちで事業に取り組んでいるのか知りたくこの本をとってみた。 すごく特別なことは書いてないが、これを守ろうとすることの意欲ややり切ろうとすることの重要性は痛感している。 以下は自分のメモ 面倒なことが参入障壁になる。みんな面倒なことはやりたがらないから。 インプットと地頭力、地頭力はアウトプットをしていくことで身につける。アウトプットができないのはインプットが足りていない。

          「1位思考」を読んで

          「原因と結果」の経済学を読んで

          データ分析をするにあたり、分析手法以前に正しく分析できているかが重要だと考えている。適切な分析を行うために以下の本を読んでみた。 実社会のことについての考察が多いのでかなり読みやすく、データの見方を考えさせられた。 以下はメモ 因果関係と相関関係を混同してしまうと、誤った判断のもとになってしまう。 2つの変数の関係が本当に因果関係なのか、これらを明らかにするために必要な考え方が「因果推論」である。 2つ変数の関係が因果関係なのか相関関係なのかを確認するために以下の3

          「原因と結果」の経済学を読んで

          「人材マネジメントとは何か」を読んで

          課題図書を予習、簡単にまとめてみた。 人材は、成長し、発揮する価値を変化させていく存在であるという視点、さらに人材は、単にその時の戦略達成ン貢献する資源ではなく、長期的な価値を高めていくという目標に向かって、企業と人が共同で投資していくべき存在である。 人材マネジメントは企業の経営機能なので、戦略や企業目標を達成するために行われ、戦略達成ための資源としての面が強調される。この側面は、戦略人材マネジメントとも呼ばれる。 しかし、人は単に資源として扱われるだけでなく、人間と

          「人材マネジメントとは何か」を読んで

          データ分析の力の読書メモ

          データの見方について、本当に自分は正しく読めているのか。そんな疑問があったのでこの本を手に取ってみた。 知っていることも多いが、正確に理解しているかと言われるとやはり怪しい。教授もこれが完璧に理解できているなら先生になれるというくらいだ。自分如きは甘くみないできちんと学ぼうと思う。 なお、まだ途中なので、読み進めていくが、詳しい人いたらぜひ教えてほしいです。 相関関係は、それぞれのデータが関係があるような動きをすること 因果関係は、あるデータが動くことで他のデータが動

          データ分析の力の読書メモ