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教員はどこも足りてない

高知県在住の教員です。私立学校に勤めていて、一般社団法人の代表もやっております。

こんな働き方をしているもんで、公立学校に勤めたいという気が起こりません。いろいろと、言われるんだろうし、めんどくさいし。自由度低いし。

人手が足りないのも知っているので、教員はします。でも、やりたいことがあるので、場の運営もします。一応、勤め先は理解してくれているので感謝しております。

ただ、住んでいる自治体の教員が不足しているようでして、

このようなニュースが流れていました。

新年度に向けて高知県内の小中学校に配置する教員が大幅に不足しているとして、12日、教育長がみずから街頭に立ち、教員確保への協力を呼びかけました。

NHK NEWS WEB 高知

えーと。。。いろいろ言いたくなる。

まず、いまは3月の中旬。次年度の人手不足はもっと前にわかってたでしょ。採用試験っていつ実施してたんでしたっけ?(高知県は、全国の自治体に先駆けて、6月に一次審査があるんです)

また、高知県の令和4年度実施の採用試験倍率ですが、
小学校 受審者数 910名 採用予定者数 96名 倍率 9.5倍
中学校 受審者数 553名 採用予定者数 72名 倍率 7.7倍

なんですよ。他の自治体では倍率2倍だやばーいってなってたわけです。高知県は高倍率が出ていて大丈夫…じゃない!何かがおかしいとは思いませんか?

そして、その結果が、教育長のビラ配り…これまでにやれることをやっての結果であれば、ビラ配りぐらいしか方法がないのかもしれないですけど。多めに採用出しておくとか、合格出した人に逃げられないようになにか策を考えるとかなかったのかなと…

この1年の学校界隈の動きを見ていて感じるのは、

  • 教員はどこも足りていません

  • どの自治体も人の取り合いを始めています

  • 私立学校もより人材確保に力を入れています

なんですよ。

高知県、もうちょっと考えませんか?

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