熱狂する大人たち〜CLS高知に行ってきた〜
どこにでも呼ばれたり、現れたりする不思議な教員です。本当に教員はしているのですが、ワークショップのファシリテーターとして呼ばれることもあり嬉しい限りです。
今回は、高知で年に2回開催される「コミュニティーリーダーズサミットin高知」のグループディスカッションのファシリテーターとしてお声がかかったので、参加してきましたよという報告です。
CLS高知とは?
コミュニティリーダーズサミット in 高知 (CLS高知)というコミュニティリーダーやコミュニティで活躍する人たちが、課題先進県である高知に一堂に会するイベントなんです。
という、イベントにひょんなことから参加したのがCLS高知との出会いなのです。
CLS高知との出会い
思い返せば、2019年の戻り鰹編がCLS高知との出会いです。そのときに、いろいろと「学校教育の問題」について、ディスカッションされてたんですよ。知り合い2名が参加するので、お話をうかがいにと”現場の教員”が足を運んだのですが、それはそれは、いい思い出になりました(遠い目)
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その後、2020年のコロナ禍でお話をさせていただいたり、2021年はLTで話をさせていただいたりしておりました。
これはチャンス!
そして、2022年の初鰹編は油断していたらチケットがSOLD OUTしており涙目に。そのリベンジをと思っていたところに、嬉しいお知らせが!
グループディスカッション復活!
なんと、まぁ、嬉しいお知らせ。
と、共に、私のもとに依頼が届いたのです。
グループディスカッションのファシリやりませんか?
おぉ、嬉しい、嬉しすぎます。
2019年に、クソミソに、ボロカスにされた、学校のヒトとして。
そう、学校というコミュニティにおいて、ものすごーく小さく表現されていた”先生”が、CLS高知のグループディスカッションのファシリテーターを!
これは、リベンジの機会なのかもしれない。
と、黙々と準備が始まったのでした。
ワーケーションって何?
打ち合わせの中で「高知の魅力を再認識」という話題が上がったんです。高知県内の参加者にも、県外から高知にわざわざ押し寄せる人たちの熱量を知ってもらいたい。そんな仕組みができればと。
だって、ワーケーションプラン、即日完売なんですよ。
(参考)https://eventregist.com/e/CLS_Kochi_10_Workation
私には、わからないのです。なぜ、イベントの3日前から高知入りする人たちがいるのか。そこには何があるのか。何が高知にヒトを呼び寄せているのか。。。
だったら、参加した人に聞けばいいのではないか?
そう、プラチナチケットを手に入れた人たちに、根掘り葉掘りインタビューをしながら、高知の魅力を会場全体で再発見できればいいのだと。
そこから、生み出されたのがこちらの問い
これを、グループに別れ、一言コメントをひねり出していただこうと考えたのです。
裏テーマはGIGAスクールの体験
さて、やることは決まったのですが、どういうデザインで進行しようかと、頭を悩ませていたのです。紙に書いて発表するのは、ちょっとおもしろくないなーと。
だって、私、学校の先生なので。
もっと、できるところをアピールするチャンスなのでは?と。ひっそりと思っていたのです。そこで、ひねり出したアイデアが。
①Googleスライドを準備して各グループにQRコードで配付
↑この感じでGoogleスライドを準備して、QRコードそれぞれ発行しておきます。
②各グループの1.のスライドを集約用のスライドにリンクして貼り付ける
①で準備したスライドをコピーして、集約用のスライドにペーストします。すると、「元のプレゼンテーションにリンク」の選択肢が表示されるので、こちらを選択。
そうすることで、各グループが作成したものが、集約用のスライドで更新されていき、最後に全体にデータ共有できるんです。
というような、グループワークの設計は、いまの学校現場ではできる(はず)のことなんです。ということも伝えたかったわけです。
実際のグループディスカッションの様子
と、実際にやってみたところ
前の帽子が私です。
会場には80名近くの大人たち
ワイワイし始めている様子
こうやって盛り上がってくださるのが嬉しい。
ありがたい参加された方々の声(つぶやき)
ひさしぶりに大人数のファシリテーションをする機会をいただけて、幸せでした。オトナのみなさんが、1時間ほどワイワイと私の声が届かなくなるぐらい熱中して盛り上がってくださったことに感謝しています。そんな場を少しでも整えられたことが嬉しいです。
熱狂する大人たちが、高知に集まって、ワイワイしている様子を子どもたちにも伝えていきたいということを改めて感じました。そんな場作りのお手伝いが続けていけたらなとも。
最後に
参加された方々に、知っておいていただきたい2つのことがありまして
学校現場でのこのようなワークショップは可能であること
ファシリテーションをしていたのは現役の教員であること(笑)
ということです。2019年に、いろいろと言われた学校現場ではありますが、少しずつ変えていける環境は整ってきています。あとは、誰がやるのか。だけなんだろうなと。
というわけで、現場でもがんばっておりますので、応援いただければ幸いです。また、ファシリテーションや、教育に関する講演のご要望がございましたら、一般社団法人ハンズオンのHPよりお問い合わせいただけるとうれしゅうございます。
いただいたサポートは、誰でも教員と会って話せる『会いに行けるセンセイ』の活動に利用させていただきます。