見出し画像

「短歌人」2022年10月号 月詠5首

銃声と気づくまでの間 銃社会ではない日本だからこその間

意欲あるコメンテーター監修の表に見つける母の宗教

滞りなく執行された刑の場を思えば浮かぶ漆喰の壁

眼鏡からたまに時計の長針の動く音するひとりの夜に

花柄のソファーのうえに鼻型に窪むマスクがうつ伏せにあり


以上の5首が「短歌人」2022年10月号会員2欄(P74)に掲載されています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?