気持ちよく仕事を受けること。
やっぱり、めんどくさい仕事ってありますよね。
以前ユーザーからの声を各担当部署へ連携するところにいたとき、「苦情ってやだよなぁ。せめて気持ちよく渡そう」と意識して、なるべく不快にならないようにハキハキと伝えておりました。
そしたら、ある日他部署の人に「ああ、あの苦情を笑顔で渡してくるサイコパスね。」と認識されてることが発覚。やべぇ奴じゃん。死んだ。
だがしかし。
しかしです。それでも、やっぱり仕事を気持ちよく渡すこと、受けることは効果的だと思うのです。
だいたいみんな忙しい
そう、基本的にみんな忙しいですよね。だいたい忙しい。しかも苦情とか特別な対応って普段の業務をやりつつ対応をしなくちゃならなかったり、決められた手順では解決できなかったりします。大変です。
わかります。できたらやりたくないし、誰かがやってくれたらそれがいい。お願いしたい。
(お客様の声はもちろん大切で会社の資源とわかってる上で、どうしても↑のような気持ち、誰しもちょっとはあると思います)
でも経験上、初手でやりたくない感を出してしまうと、結果的に工数がかかったり損してしまうことが多いです。さて、なんでなん?
味方から入るとお得
渡す側からすると、いろいろ調べて然るべきところへ連携しているのですが、仕事はグラデーションがほとんど。内容によっては対応できたり、できない部分があったり、他部署の協力が不可欠だったり。ありますよね。
一般の会社の構造だと、ほとんどの場合、部署ごとに専任の知見を持っていて、どこが何をできてできないかを全部を把握している人はなかなかいないです。
その前提でお渡しするんですが、初手でやりたくない感が全面に出てくると、その後に振り戻ってきたとき「やりたくないのか、部署としてできないのか」の判断が難しくなります。人ですし。
特に顧客や社外への対応が必要なものは、そのまま放置もできないので、調整で揉めがちになります。結局大変になるし、なんかモヤる。
入り口で気持ちよく仕事を受けてくれると、できないを伝えるときも「ああ、この人(部署)はなんとか対応しようとしてくれてるけど、ここでは(これ以上は)無理なのか。」と受け取れますし、他部署へのつなぎもやりやすくなります。
仕事は仕事でルールも規定もあるけれど、接するのは人の部分。せっかくなら味方から入ったほうがお得です。入り口イエス。ここまでイエス。でもここからはノーなんですよね……と返してくれるとうれしいし、やりやすい。
目的を共有できる
めんどくさいな〜となるのは、その案件の工数だけ見て回答してくる人が多い気がしました。部署やその人の事情もあるし、仕方ない部分です。そのあたり、渡すまでわからんし。
でも、基本的に仕事って誰かの役に立ったり、課題を解決することで成り立っていて、底の部分ではわかっているし、それにやりがいや達成感を感じることも多いと思います。
なので、渡すときも工数押し付けではなくて、課題の背景とあなたの協力が必要という伝え方を意識していました。力を貸してくださいと言われて、嫌な気持ちになるのは稀だと思いますし。
最終的に解決したときに、気持ちよく終わりたいですもんね!大変な仕事なら、なおさら。
とりあえず気持ちよくイエスと受けてくれる人は、その後別の仕事でも、やっぱりやりやすかったですね。人って、けっこう覚えてるもんです。
おわりに
やっぱり仕事は一人では回らないので、渡し方・受け方でお得なら意識していきたいです。
それでも、やっぱり人なので心が萎んじゃうときもあると思うし、そういうときはチームで取り組める仕組みも大切になってきます。
いろんなやり方があると思うけれど、どこかで全部つながってると思うので、これから先も笑顔でやべぇ奴をやっていきたいと思います。
おわり。
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待てうかつに近づくなエッセイにされるぞ あ、ああ……あー!ありがとうございます!!