見出し画像

誕生日にカメラをプレゼントしたら、好き発見器になった。

3歳の誕生日にカメラを贈った話を書きます。
毎日たくさんの好きが収められていて、よき。

はじめての専用カメラ

わたしが写真を取るのが好きなこともあって、息子くんはカメラが好きです。
幼稚園のプレスクールの野菜収穫イベントのときは、みんながそっぽを向くなか一人カメラにキメ顔をしていたらしい。慣れてる。

家ではわたしの一眼レフカメラかスマホで写真を撮っているけれど、残念ながら2つの事件から息子くんは禁止となっていました。

・一眼レフぶん投げ事件
絶賛イヤイヤ期中の息子くんは屈託のない笑顔でルール無用のデスマッチを仕掛けてきます。その日も一眼レフで写真を撮りたがり、すったもんだでカメラを渡したところ『おもい、しゃったおせない、うまくいかなーい!』と勢いよくカメラは宙へ……。(なげるときはパワーがすごい)
久しぶりにスローモーションでものが落ちていく体験をしまして。『まじでか!!』って大きめのリアクションがでました。
エントリーモデルとはいえ我が家の唯一のカメラなので、それから渡すのは控えています。
息子くんも察したのか一眼レフにはあまり近寄らなくなりました。ごめんね。

・緊急通報平謝り事件
スマホって軽いしシャッターもタッチパネルだし、子どもはめちゃくちゃ撮りやすいんですよね。ただ、機能制限がかけにくい。
息子くんは『みてね』を見るのが好きで、写真もよく撮りたがり、わたしも奥様も『いいよ〜』のスタンスだったのですが、甘かった。
思いもよらない機能をいつの間にか使っていたり、知らず知らずのうちに別のアプリを起動してたり……。
余談ですがジュラシックワールドの博士のセリフ『生命は必ず道を見つけ出す』を思い出しました。キッズは必ず何かやらかす。
ある日、奥様のスマホをいじってた息子くんが知らないうちに緊急通報をしかけたようで、すんでのところでストップした!と思いきや通報はいってまして、即座に折り返しがきたそうな。
むちゃくちゃ平謝りをして、その後は基本的にスマホは渡さない条例が締結されました。ごめんなさい。(にしても折り返しまで秒だったみたいで、すごい仕組みとあらためて頭が下がります。お手間かけてすみません……)

しかし、駄目といえばいうほどやりたいお年頃。せっかくの興味は育てたいし、誕生日に息子くん専用のカメラを買うことにしました。

いろいろな条件をクリアした一台!

子ども向けのカメラは、
おもちゃのカメラ、
ほんとに撮れるトイカメラ、
普通のデジカメなどなど、
選択肢はいろいろあるけれど、3歳の息子くんに贈るにあたっていくつか条件がありました。

・両手で構えられる
・ファインダー式じゃなくてディスプレイ式
・かるい
・丈夫
(↑あらためて条件を考えるとスマホってほんと便利……)

この条件に合うカメラを探していたら、ピッタリのカメラが見つかりました!それがこれ!

軽くて丈夫で両手で構えたときにレンズに触れない。防水防塵で、少しくらい雑に使っても大丈夫そうなのが安心。なかなかいいお値段だけど、探しているものに合う最適のカメラでした。

色のバリエーションもあって、鳥や花が描かれたにぎやかなデザインもありましたが、
奥様に相談したところ、
「彼は本物志向じゃない?」とのことで、
ブルーのカラーに決定。

でも、秋の空くらい変わりやすいキッズのこころは読めなくて、もしかしたら速攻で飽きる可能性もある。
購入してから誕生日までドキドキしながら待ち焦がれて、数日を過ごしました。

小さなカメラマン爆誕

最悪、飽きちゃったらわたしが使おうと思ってましたが、贈ってから数週間経った今日も『しゃしんとるー!』と好きをたくさん収めています。うれしい。

画像1

設定も面白くて、シャッター音と操作音を変えられるんだけど、息子くんは犬の声にしています。撮った写真を見ながらワンッワンッって爆笑しながら連打してるのが愛しいです。

ブレブレの写真に好きがたくさん詰まってて、いいぞ。

いつも何かを見つけてる

ブルートゥース接続でスマホに転送できるので、帰宅してアプリを起動するとその日一日の息子くんの好きが共有できる。
これがすごく便利で、毎日発見が送られてきます。

かっこよくできたプラレール

画像2

散歩で出会った虫

画像3

電車だいすき

画像4

絵かいた

画像5

ぼたん

画像6

おつきさまいた

画像7

息子くんの目で、彼の世界を覗けるのが最高に楽しいです。


ズームイン!日常!

寝かしつけのあと、『今日はどんな一日だった?』と聞くのが日課です。
その時の話がめちゃくちゃ面白いんですが、(うちの奥様は大変だった話を可笑しく話す天才)そのエピソードに息子くん視点の写真が加わって、色と広がりが増えました。

カメラは、撮るのを楽しむもの。

画像8

ついつい良い写真が撮りたかったり、しっかり記録を残したかったりする。
でも息子くんのカメラの楽しみ方を見て、好きから最短距離でシャッターを押すフットワークが、やっぱりカメラの一番の楽しみ方ただと思いました。

カメラは、好き発見器。

画像9

わたしも、たくさん好きを見つけて、
どんどんシャッターを切ろうと思います。

画像10


この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

待てうかつに近づくなエッセイにされるぞ あ、ああ……あー!ありがとうございます!!