戦略はローカルにこそ必要だ ~神戸で一人企業を立ち上げるということ~
こんにちは。Cobe Associeの田中 志(たなかのぞみ)です。
2018年9月に神戸で創業しまして、いろんな会社の新規事業や事業推進なんかをお手伝いさせていただいています。もともとコンサルティング/ビジネスデザインの出自でして、フリーランスちっくにちょこちょこといろんなチームに呼んでいただいている、そんな会社・代表です。
https://www.cobe.co.jp
友人につくってもらったロゴ。かわいい。
会社としてのスタンスだったり取り組んでいるプロジェクト、その中で考えたことなどをまとめておきたいなと思い、noteを始めることにしました。
いまはまだ一人だけの小さなマイクロカンパニーなんですが、これから自社事業もしたいと思っていてメンバーも増やしたいし、あとから振り返って定点観測ができるといいな、と思っています。
会社としてのミッションとかバリューみたいなものは会社Web内のブログにぱぱっと書いているので、もう少し生っぽいお話を。
東京を離れて仕事をすること
フリーランス的ににいろんな企業さんとお仕事をするのであれば、仕事の量も、単価も、東京でやるほうが条件がいいと思います。
正社員にこだわらない働き方や企業横断のプロジェクトチームみたいな事例も増えてきていますが、あくまで東京だけの話で、それ以外の地域ではまだまだ社内に閉じたプロジェクトが大半。外部に依頼しているのは士業系かあっても技術的なフィージビリティ・スタディ、広告代理店くらいだと思います。
そんな中で、なんでわざわざ東京の外で仕事をするのか。
(圧倒的に良い住環境はいったん脇においといて)
制約を愛すること
「私には十分な時間も、お金も、人脈も、経験もない」と嘆くのはやめよう。少ないことは良いことだ。制約は見方を変えれば武器である。資源が制限されると、それでなんとかしなければならなくなる。そこには無駄の余地はなく、創造性が求められるのだ。
(小さなチーム、大きな仕事)
すごく好きな本の一節です。
私が5年間経済学を学んだ最も大きな学びの一つは、「制約があるからこそ最適化ができる」ということ。"制約があっても頑張ろう"、ではなくて。(制約なし最適化、というのもあるけど)
制約さん、あってくれてありがとう。おかげで目的関数が解きやすくなりました。好きです。
無駄と創造性のバランスをとること
戦略とは、捨てることだ。
とおっしゃったのは経営戦略の大家、マイケル・ポーター大先生。
「戦略とは何をやらないかを決めることである」至言ですね。
制約がある場所では”無駄の余地はなく、創造性が求められる"。
自分が新卒のときから今まで働いて身につけてきたいろんなもの、まさにここに集約されるんじゃないかと思っています。
●不要な無駄を排除すること
(謎の会議だったり、無意味なKPIだったり資料だったり、職場の怒りだったり妬みだったり)
●無駄を創造性で調理すること
(基礎技術と向き合ったり、時間とお金を思い切って投資したり、発想する時間・空間を作ったり、やりすぎコストカット・絞りを諫めたり)
そんな自分が、東京よりたぶん制約の厳しいだろう神戸で、本当に価値を発揮できるのか。
そんな挑戦のさなかにいます、私。
東京の外で戦うこと
最近、500 JapanのJamesさんの下記のような記事が出ました。
ベストじゃない場所で、制約と向き合いながら、創造的に頑張っていきたいと思います。
こんな感じでつらつらと、これからも不定期で更新していきます。
神戸の皆さん、関西の皆さん、仕事で繋がりそうな皆さん、これからもよろしくおねがいします。
応援ありがとうございます!