Spotifyランキング概説 2024/05/19週 ~Top50 - Japan編
はじめに
こんにちは。初めましての方は初めまして。
ボカロPの野蒜と申します。
今回はSpotifyの「Top50 - Japan」プレイリストを対象に、新しくランクインした楽曲をピックアップする記事を書きました。
こんな方にオススメ
日本で流行っている最新の曲をざっくりと知りたい
流行に乗り遅れたくない
音楽を作っている人
Top50 - Japanとは?
音楽配信ストリーミングサービス「Spotify」が出している公式プレイリスト。
日本で多く再生されている曲を確認することができるランキング形式のプレイリストです。
毎日更新されているため、情報の鮮度が高く、
「いま一番世の中で流行っている曲」をいち早く確認することができます。
実際のプレイリストはこちら。
楽曲ピックアップ
※日々更新されるチャートのため、上記掲載情報と以下に記載の内容が異なる可能性がございます。
以下情報は2024年5月25日に上記チャートを確認し、更新しました。
ここでは、直近3週間で新規にチャートインした楽曲を取り上げ、各楽曲について視聴リンクや詳細情報にまつわるリンクを載せつつ、ひとことコメントを添えていきます。
1曲目:初恋キラー / 乃紫
「全方向美少女」で一躍注目を集め、JAPAN JAMにも出演した注目のアーティスト、乃紫(noa、のあ)が5/8にリリースしたシングルがチャートイン。
ほか、YouTube「人気の曲トップ100」 第19位、「人気急上昇の音楽」第13位。
2曲目:I wonder / Da-iCE
CITRUSでレコ大を獲ったDa-iCEが4/17にリリースしたシングルがチャートイン。今期TVドラマ「火10」枠「くるり~誰が私と恋をした?~」主題歌。
作曲はDa-iCEメンバー花村想太、テレビ朝日ミュージック所属の作曲家MEG.ME、4人組バンド「Natural Lag」Dr.のLouisの3名による共作。
Natural Lagについて、詳しくは↓
3曲目:地獄恋文 / tuki.
「晩餐歌」で一躍注目を集め、新作を出すたびに注目が集まり絶賛ヒット中の高校生シンガーソングライター「tuki.」が4/16にリリースしたシングルがチャートイン。地獄恋文と書いて「インフェルノラブレター」と読むそう。
4曲目:Dear / Mrs. GREEN APPLE
昨年のレコ大受賞前後から国民的人気を獲得しているMrs. GREEN APPLEが5/19にリリースした楽曲が早速チャートイン。
現在YouTube「人気急上昇中の音楽」ではなんと1位。時間が経つにつれSpotifyでのランクも上昇するか。
6/14公開、大泉洋主演の映画「ディア・ファミリー」主題歌。
5曲目:Supernova / aespa
SM Entertainment所属の4人組K-POPユニット「aespa」の新規リリース楽曲がチャートイン。5/27公開の1st Full Album「Armageddon」より先行配信。
YouTube「世界で人気の曲トップ100」第10位、「人気急上昇中の音楽」第9位。
6曲目:絶対零度 / なとり
「Overdose」で一世を風靡したなとりが4/5にリリースしたシングルがチャートイン。2024春期TVアニメ「WIND BREAKER」OPテーマ。
Guitarに人気ボカロP「じん」を、DrumにボカロP「wowaka」を中心に2011年に結成されたユニット「ヒトリエ」より「ゆーまお」を加えての豪華編成となっている。
7曲目:SHEESH / BABYMONSTER
YG Entertainment所属の7人組K-POPユニット「BABYMONSTER」が4/1にリリースしたEP「BABYMONS7ER」よりチャートイン。
YouTube「人気の曲トップ100 - 日本」第59位、「世界で人気の曲トップ100」第9位。
チャート全体を受けての所感
楽曲構成と曲の尺
新曲(ここ1年内にリリースされた曲)で特に注目するべきは音楽の全体的な構成。3分台の曲ならもれなく、2コーラスの頭に大きなフック(2AどころかCセクションとも言えるような変化)をつけるようにしている。
そして2分後半、下手すれば2分半を切るような音源も出ていることに注目。それら音源も単に2コーラスのような編成ではなく、目まぐるしく構成が変わっている点に注目。どこを引き継いで、どこを変えているかをよく分析することが肝。
また、ストリーミング全盛期の昨今、リスナーが冒頭で視聴をやめることがないよう、イントロが短い曲 または 全くない曲が非常に増えている印象。構成の目まぐるしい変化も含め、いかに飽きずに一曲聴かせることができるかがポイントとなる。
ランキング流入の時期
だいたいランクイン常連アーティストの新曲は公開して少し後(3週間後~1ヶ月後が目処)にランクインされる傾向アリ。一方Mrs. GREEN APPLEは公開から少しの期間にもかかわらずランクインと、広い世代からの人気があることが伺える。
最近はK-POPユニットもランキング流入が早くなっている印象。
注目アーティスト
・TikTok発のアーティストが広く認知を得ることでランキングに流入してくるケースも徐々に増えている。
「晩餐歌」のtuki.、「全方向美少女」の乃紫、「鬼ノ宴」の友成空は今後要注目か。
あとがき
もともと、クローズな場に投稿していた当チャート分析ですが、もしかして公開してみたら意外と需要があるかもしれない?と思って書いてみました。
人気が出るようでしたらまた続きも書いてみようと思います。
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