見出し画像

2020

2020年が終わったので、確定申告の準備も兼ねて1年分の音楽制作の仕事を振り返ってみた。
と書き始めたら2020年全部を振り返ってた。ながい。



まず広告のお仕事。

去年〜今年は、今までにない分野(ファッションやゲーム等)にも携わらせてもらう機会をいただけた。
自分で言うのもアレだけど、いわゆる器用な人間&リスナー気質なので、対応できる幅が広いのは自分の強み。たぶん。
その反面、演奏はやはりプロがすごいな〜とか思っていて。
なので、最近はプレイヤーの方と一緒に仕事をしたり、作曲をお願いしたり、立ち位置的にはプロデューサーも何度かやらせてもらった。
もちろん内容によるわけですが。

ケースバイケースで良いんだなと。
「出来ないかも」は「出来るかも」ということでもある。
自分だけでと思いすぎず、出来ない部分は出来る人にお願いする。
そもそも仕事というのはそういうものだよなと思い、自分で出来ることはコツコツと勉強して増やしつつ、現状自分では出来ないことにも対応する方法を見つけていった。
とはいえ、自分に話をいただいているので自分が責任を持って最後までやるんだけど。

なにより大事なのは、一緒になった人たちとちゃんと話をしてお互いを理解すること。
映像広告の音楽は、ただかっこいい曲とか良い曲を作るというより、訴求内容、映像、演出をより良いものにする必要がある。
それを考えて多くの人間が一つのものを作るわけだから、エゴだけでは何ともうまくいかない。
それを前提として、エゴを通すこともあれば、言われるがままに動いたこともあれば、制作陣とゲラゲラ笑いながら作ることもある。
仕事のグルーヴ感にしっかりノッていくことが大事なんだなと思った。
(これは数年前にお世話になった、ある方から頂いた言葉のおかげ。)

そんなタイミングで様々な案件をいただけたのは本当にありがたい。
https://nowsato.themedia.jp/



僕はradioDTMという音楽PodcastでMCもしているので、コミュニケーション修行をライフワークにしている。
http://radio-dtm.jp/page/
その番組にはミュージシャンの方々がゲストで来てくれて、音楽に対する考え方や情報交換もできる。
MC業はあくまで楽しいからやってることなので、それはそれ、仕事は仕事、と分けてたんだけど、
広告仕事のコミュニケーションにおいても本当に力になるし、もう35歳にもなって仕事だ趣味だといちいち分ける必要もないなと思った。

ここまでくると、もう全部大事なのです。

ただ音楽業界・音楽という面では、
コロナが拡大して、お世話になっているライブハウスやミュージシャンの状況を見聞きして、何が出来るか分からず沈んだ部分もあった。
色々やってるくせに、その状況で何かを実行できるような行動力もないのが嫌になったり。
という大義名分を掲げて、本当は人のことを思っているわけではなく、現場で音楽を楽しめない状況に病んでるだけだなと思ったり。
そんな中で収録も再開して、様々な音源を届けてくれる方々がいて、それを聴いたり、ライブに少しずつ行ったりして、スーッと力みが抜けてきた。
いつも音楽には救われてばかりだ。
音楽に救われたと思う経験はほとんどなかった。でも気づいてないだけで明確に救われていた。
何ができるとか、誰のためにではなく、救われたのなら全うしよう。
いまはそれだけ考えることにしている。
https://youtu.be/rUhSiOYvsjw



MVの制作は少なかったけど、今年初めに伊藤岳が監督した「THEラブ人間/ズタボロの君へ」に携わった。
自主制作の良いところが出まくった楽しい現場だった。
https://www.youtube.com/watch?v=P3dqgeu6jOI
その作品を良いって言ってくれたミュージシャンから今年もお仕事いただきまして、近々撮ります。楽しみ。

デザイナーの友達(MV監督と同一人物)と「RADIO」をテーマにした服のプリントデザインを数年前からやってるけど、
今年はそれをイラストレーターの牧野桜さん(僕のアイコンも牧野さんのイラスト)と一緒に作れたり、Negiccoのお店に置いてもらったり。
これもまた制作する予定。様々な分野の方とコラボしていく所存です。
https://www.instagram.com/r_a_d_i_o_/
https://twitter.com/EastMoat/


良くも悪くも全て自分に返ってくるんだから、全部ちゃんとやれば良い。

その結果、全ての活動・仕事・プライベートが混じり合い始めて、いよいよ楽しくなってきた。

なんだかんだ続けてきたものの枝葉が絡み合ってきた。

「なんでもやる」と「なんにもやってない」は紙一重。


今年も精進します。
皆様、何卒宜しくお願い致します。

(写真は人生で一番うまくいったビーフカレー)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?