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「遅いインターネット」と出会った

今日、評論家の宇野常寛さんが、新しいWEBマガジンを立ち上げた。

僕が求めていたものはこれだと言わんばかりに、水をゴクゴクと飲み干すように、3本の記事を一息で読み切ってしまった。

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家入一真さんとの対談で特に感じたが、宇野さんの書く / 話す言葉は、どこか「懐かしいインターネット」を感じさせる。
文体がすこし堅く、読みづらいが、知恵がぎゅっと詰まっているのをひしひしと感じる、古典のように頼もしい文章を書く人だ。

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僕自身の生活を顧みてみても、「遅さ」を求めていたような気がしてならない。東京で働いていた頃より、今はずっと、自分にちょうどいい「遅さ」で生きていると思う。

たぶん、仙台という土地のおかげでもある。こちらへ越してきてすぐにこんな生活になったわけではないけど、いろいろと、皮を引き剥がすような出来事があって、だんだんと、生きる速度が緩んできたように感じる。

遅いけど、止まってはいない。

自分にとって、本当に価値のあるものを、大切にする。
そんなありふれた文句、そのままの生活を送るために。

最後まで読んでいただきありがとうございます!