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毎日noteが途切れた日

2020年元日。
その日は実家で目が覚めた。
居間に行くとすでに家族は朝食を済ませ、ニューイヤー駅伝を見ていた。
僕も一足遅れて、あんこ餅とお雑煮を食べる。
今年も無事に正月を迎えられたことを実感する。
朝食を食べ終わって10:45、僕は両親を乗せて、
母の実家がある石巻へと車を走らせた。

12:30、母の実家に到着。
母方の祖父はずいぶん前に亡くなり、祖母は介護施設に入っているので、
母の実家には基本的に人がいない。
着いて早々、神棚や祠の掃除が始まる。
神社から頂いてきた新しいお札を祀り、お供え物を取り替えて、
ようやく祈りを捧げる。

自分にも血縁的な縁がある氏神様には、
神社でお参りする神様とはまた違った、心強さを感じる。
日々の感謝と、これからの平穏と繁栄をお祈りする。

小休憩して、今度は祖母のいる介護施設へ。
祖母は目が開きづらくなり、
泣いているのか笑っているのかわからない声を出すこともあったけど、
僕らの言葉にはちゃんと反応してくれた。
祖母には世界がどう見えているのか、祖母は今幸せなのか、
僕には何ができるのか、わからなかった。
ただ、僕らが会いに来たことを、喜んでくれていることだけはわかった。

石巻を出て、再び仙台の実家へと車を走らせる。
16:00。到着してすぐに、今度は両親と別々の車で、仙台東照宮へ向かう。

初詣。
この辺りでは特に大きなお宮であることもあり、
参道はたくさんの参拝客で賑わっていた。
3、40分くらい待ったか、ようやく参拝の順番が回ってきた。

拝殿の奥に、大きな鏡が見えた。
お賽銭を投げ入れ、鈴を鳴らし、深く二度お辞儀をし、二拍。
目を閉じる。

* * *

参拝が終わると、両親がお守りを買ってくれた。
深い紺に銀の縁取りで、真ん中には「出世守」の文字と、鷹の刺繍が入っていた。
それから、境内の出店で甘酒を飲み、串焼きを数本買って、駐車場で別れた。
僕は一足先に、自宅へと帰った。

釜に残っていたご飯に、冷蔵庫でタッパーに入っていた炒めものを温め直して載せる。
それを食べながら、YouTubeで懐かしいゲームのRTA動画を見る。

食べ終わると、時刻は21:00。
そろそろ新年の目標を考え、それをnoteのネタにしようと、机に向かう。
去年からフランクリン・プランナーという手帳を使い始めた影響で、
目標を考える前に 、まず自分の価値観を見直そうと、
去年の手帳や最近のメモ書きを机に並べる。

30分か、1時間か、机に向かっていたところで、
急速に眠気が襲ってきた。
気がつく間もなく、目を閉じていた。

* * *

何かに肩を叩かれるようにぱちりと目を覚ます。
時計を見ると、時刻は0:01。
その瞬間にすべてを悟った。

* * *

というわけで、noteの毎日更新が、奇しくも元日に切れました。
ちょっと (本当はかなり) 悔しいですが、
まだ始めて15日くらいだったので、傷は浅かったということで、
また懲りずに続けたいと思います。

あけましておめでとうございます。
2020年もどうぞよろしくお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございます!