今に至るまで

はじめに

僕は今、ある施設(どんな施設とはここでは書きませんが…)に住んでいます。施設に入るまでは、精神科専門の病院に入院していました。さらにその前は、自分の意思で一時保護を受けています。ここでは、それぞれについて書いていきたいと思います。

一時保護

僕が一時保護されようと考えたのは、父親の性的虐待に耐えられなくなったからです。保護の前日には、ODや自傷行為をして死のうとしました。結局僕は死にきれなかったのですが、翌日、フラフラの状態だった僕に気づき、話を聞いてくれた大人がいます。その方が、僕にも児相を呼んでいいか確認した上で、児相に連絡してくれました。

こうして僕は、児相の人と対面し、一時保護されることが決まったのですが、親がそうすんなりと受け入れてくれるはずはありませんでした。残念ながら、数年が経つ今でも、親は納得していません。

一時保護所での生活は、そこそこに楽しい生活でした。幸いな事に、良い職員に恵まれ、毎日公園で遊んだり、罰ゲームで筋トレをしたり笑、たまに園庭の掃除をしたりして過ごしました。そこで僕は、数ヶ月過ごしたのですが、性的虐待のトラウマによる悪夢などもあったため、精神科病院に入院することになります。

精神科病院

入院するまでの精神科病院のイメージは、とても怖い場所、暗い場所、といったものでしたが、いざ慣れると友達も出来て、信頼出来る看護師さんや主治医もいたので安心して治療に取り組むことが出来ました。院内学級でも、僕がやっていた先取り学習に合った対応をしてくれたので、その後、無事に高校に合格することもできました。

僕の居室は、最初は大部屋だったのですが、一人の時間も設けた方がいいとのことで、割とすぐに個室になりました。ただ、個室も普通の個室から、自傷が酷くなったときに看護室前のカメラ室に移されました。嫌で仕方なかったけど、保護室も勧められていたので諦めてカメラ室で我慢して過ごしましたが、数日すると、カメラに手を振って遊んだりして……。僕はどんな所でも順応して楽しく過ごしていたのだと思います。

入院中に何度か親が突入してくることがあったそうですが、それに備えて閉鎖病棟に入れられていたので、結局、直接会うことは1度もありませんでした。

施設

施設には、高校入学と同時に入りました。気の合う子がいないので、一時保護所や病院よりも少し苦労していますが、それなりな生活を送っています。最初の1年間は、本当になんでも話せる子がいてとても楽しかったのですが、その子は別の所へ行くことになってしまい、本当に悲しかったです…。

施設の職員は、基本的には良い職員なのですが、甘すぎる所があって、他の子はやりたい放題…自分だけがルールを守り、我慢を強いられている状態なので、厳しすぎる施設も甘すぎる施設も良くないのだと思います。

高校には行ったり行かなかったりを繰り返していて、気分の波に合わせて登校しています。先生も波があることを理解してくれているので、相談しやすく、通う時には行きやすい状態です。

ちなみに、施設に入ることも親は了承していません。帰ろうと思えば帰れるのに、自分でここにいることを選択しているというのを、そろそろ理解してくれないかな…と考えているのですが……現実は難しそうです。

終わりに

ここまで書いてきて、僕は同じような道を辿った人の中でも恵まれた環境にいるのだと実感しました。もっと辛い人・苦しい人もいるはずなので、弱音ばかり言ってはいけないのかもしれません。

今回は、ただ知って欲しいなぁという気分だけで書いたので、流してくだされば結構です。ありがとうございました🙇‍♀️

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