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コロナ禍をチャンスに出来るのか?スクールビジネスへの挑戦。


【ことのはじまり】

2020年冬、コロナ禍において現在僕が働いている会社の業績は変わらず順調に成長を続けていました。

しかし、急成長を続ける新進気鋭のITベンチャー企業といえども、成長スピードは前年までに比べて鈍化。周りを見渡せば、赤字、倒産といった憂き目にあっている会社も多くある中で、比べてしまえば贅沢はいえないものの物足りなさを日々感じてしまう・・・。

このまま今の会社を続けていくのか、新しい挑戦をするのか、僕が考えた選択肢はその両方をとること・・・でした。つまり、今のIT企業で管理職として仕事をしながら、新しい事業、会社に携わるというハイブリッドな働き方。

運の良いことに、知人が元々興味のある分野でオンラインスクールを立ち上げたいとのことだったため、空いた時間にはなってしまうが是非協力させて欲しいと伝え快く受け入れてもらえました。

そして事業立ち上げにあたり、僕が成功すると考えた理由は以下の3つ。

1.在庫リスクを持たないビジネスであること。

2.元々本人が興味を強く持っていた分野であること。

3.競合他社が存在していないブルーオーシャンであること。

順を追って説明していきましょう。

【在庫リスクを持たないビジネスであること】

ここはビジネスを回す上で僕が一番大事だと感じているもののひとつ。会社というものは売上が上がっていても潰れる会社は少なくない。それどころか利益が上がっている会社でさえも倒産する会社も存在する。

なぜか?

細かい話は省くけれども、要は資金繰りの問題だ。基本的な原則としては入ってくるお金―出ていくお金=利益入ってくるお金―出ていくお金=利益となる。

ここでポイントになるのは、入ってくるお金と出ていくお金には時期がズレるということだ。

わかりやすく書くと、例えばこんな感じになる。

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ものすごく単純化すれば、最初のスタート時に300万円あったとしても先に持ちだしが発生するので、160万円にまで減ってしまう場面が存在するということになる。

つまり利益を同じ30万円上げるとしても、売上が仮に少なかったとしても支払経費が少ないビジネスの方が資金繰りとしての安定性は増す。

ここで本題に戻すと、在庫リスクを抱える場合はさらにエグいことになる。在庫を抱えて全て売れるビジネスならばまだ良いのだが、当然在庫が全て掃けるという可能性はかなり低い。

加えて、在庫を持っている間にもコストが発生する。扱う商材にもよるが、場所の確保であったり、人材の確保であったり、いずれにせよ様々なコストが発生してくるので、資金繰りはどんどん苦しくなってくる。

在庫リスクがなければ、そういった問題が起きなくなり、資金繰りの上でも、売れなくて困るといったこともほとんど無くなるわけ。

【元々本人が興味を強く持っていた分野であること】

事業を興そうというもの、必然的に夢や情熱といったものはなくてはならないもの、ですよね。

ただお金儲けをしたい、なんとなく社長になりたい、やりたいものが何かあるわけではない、といった趣ではうまくいくわけがないですし。

自分のルーツであったり、問いかけの結果、他人に火をつけられるのではなく自分を火を灯して動けることが必要不可欠なのだが、そのガソリン原となるものが興味関心となるわけです。

もちろん業界知識があるということもプラスに働くのだが、一番はこの熱意の部分なのかなー、と個人的に思う。

【競合がいないブルーオーシャンであること】

ブルー・オーシャン戦略によると、血で血を洗うような競争の激しい既存市場を「レッド・オーシャン(赤い海)」とし、そこから可能な限り脱却して、競争のない理想的な未開拓市場である「ブルー・オーシャン(青い海)」を切り開くべきだと説いている。

                          wikipediaより引用

難しく書かれているが(笑)、要は『競合他社、つまりライバルがいない市場で勝負する』ということ。正確にいえば、2番手3番手までは勝負できると個人的には思っているけど、ひとまずここではライバル不在の状態を指しているものとしましょう。

わかりやすい例でいえばラーメン激戦区においてラーメン店を出店する場合、最初に多少のお客さんは来るかもしれないが、何か余程目立つ仕掛けをしないと瞬く間に閉店となってしまいますよね。

他にも、別の例でいえば美容室や歯医者などのようにコンビニと同じか、それ以上あるようなビジネスも同じようなことがいえるでしょう。競合店が多いため、他社よりも上質なサービスを提供し、価格でも競争し、常に知名度や評判を気にしなければならないわけです。

ただし競合他社がいないということは逆にいえば市場がまだ存在していないため、どの位の市場なのかが未知数、ということにも。

ここでの裏付けとして、僕はフェルミ推定を使ってます。コンサルティングファームやGAFA等の試験でも使われているが、そんなに大げさなものではなく、要は日本にある電柱の数はいくつか?といったようなクイズと考えれば良いかな、と。

対象となる顧客やコーチがどの位の数いるのか?を様々な条件付けをして予想し、最低でもこれくらいはいるだろう、というアテをつけていくわけですね。


とまあ大まかに上記の3つから、僕は勝負するに十分と感じたこともあり、本格的にファウンダー兼コンサルタントとして参画させてもらうことになった。

正直お金の面云々よりも、新しい挑戦が出来ることに僕自身すごくワクワクしています。スタートアップならではの楽しみというか、ドラクエ3でいうところのアリアハンを出発したばかりのレベル1の勇者状態。裏側にいるプレイヤーはそれなりに経験をしてきたレベル30くらいの二週目勢、みたいなものか?(わかりずらかったらすみません)

ともあれ、ここから事業計画の作成、マーケティング戦略、システム開発会社の選定といったことを進めていくことになるわけです。


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