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【会社選びは大事だよー】スクールビジネスを始めるにあたって、開発会社選定した話

前回の記事はこちら。

オンラインスクールを始めるにあたって、何は無くとも必要なのがWEB開発。単なるWEBサイトじゃ駄目で、講師側も生徒側も使いやすいシステムが必要。

そこで幾つかの会社に見積もり依頼したり頼んでみたので、その結果わかったことや経験したことをまとめてみようと思います。

【予算を決める】

今回僕たちが開発予算として上限にしたのは最大400万円。マーケティングや運営にもある程度お金を回さないと作って終わり。せっかくいいものを作ったとしても誰にも知られず静かに息を引き取る・・・なんてことにもなりかねないので、開発予算はここが限界。

システム部分には力を入れて然るべきだけど、全体予算の半分以下に抑えておいた方が良いんじゃないかな、と考えてます。

【要件を決める】

予算上限を決めた上で要件を決めていくことに。

あくまで上限なので、この要件次第では全然予算よりも安く作れるでしょうし、上限までいっても全然足りないかもしれない。

もちろんここはシステム開発会社の見積もりによるので、要件だけじゃ決まらないわけだけども。

必要な要件としてはザッと記載していくと

・環境:PC&SPサイト対応(ブラウザChorme,Safari,Edge)
・スクール運営に必要な機能全般(マッチング機能→ポイント、決済、スケジュール管理、予約、講師評価、メモ機能、プロフィール、Web会議システム誘導URL生成、DLコンテンツ(PDF/動画)、問合せ、ニュース投稿等)
 #カード及び電子決済
  #決済後の自動ポイント反映
 #銀行振込
・Web会議システム
 #zoomのような、ユーザがログインしないで済むタイプ、URL生成して相互に自動的に共有させる
・管理画面
 #生徒、講師、システム管理者それぞれに必要
 #予約
  #日時、講師名、フリーワード検索

機能的に必要なものはこのあたり。

Wordpressでも頑張ればできそうではあるが、ユーザにわかりやすく直感的に使ってもらうためにはUI部分でかなり作り込みが必要かな、という所感。

いずれにせよこれ位のものであれば、予算内で収まるはず。

【見積もり依頼】

予算と要件が決まったところで、いざ見積もりへ。

自分で作れる余裕があるなら作ってしまってもいいかもしれないが、作ったあとの運用フェーズを考えるとここは割り切って外注し、保守までしっかりみてもらった方が安心。

見積もり一括サイトみたいなとこは使わず、地道にGoogleからリストアップして幾つかの会社に問い合わせ。

ちなみに一括サイトを使わないのは、制作会社は成約で手数料をとられていたり、こちらの見えないところで無駄なお金やコストがかかってしまっていたりするから。

【見積もり結果】

見積もり依頼してからポツポツと返答が来るが、どうにも芳しくないというか、このコロナ禍だとオンラインビジネスへの転身を考えている会社も多いようで着手までかなり時間がかかる、という話が多い。

オンラインビジネスを手掛ける会社、儲かりそうだな…。むしろ依頼するより作る側に回った方がいいんじゃないか。

なんか、ゴールドラッシュ理論だよなあ、これって。

いわゆる、ゴールドラッシュで本当に設けたのは金を掘り出した人ではなく、金を掘るツルハシやデニムを売った人である、という話。

それはともかく、幾つかの会社は予算内かつ予定納期で出来そうなのでここから選定に入っていくことにする。

【選定】

実際選定するにあたっては、色々と基準はあるにせよ最終的な判断は勘に近い。

今回選定にあたって比較材料となったのは下記。

・実績
・デザイン
・機能
・納期
・コーディング
・費用

それぞれ簡単に説明すると、何は無くともまずは…

■実績

別に大手企業からズラ~っとたくさんの依頼が舞い込んでます、とかそういうのは別に無くてもいいので、ある程度の数を作っているかどうか。最低でも10サービス以上の実績が無いと不安。

■デザイン

言語化するのが難しいが、流行りのデザインをしているか、多様なデザインが出来ているか、アニメーションやUI、UXは気持ちよく出来ているか。

自分が依頼するサービスと同じようなデザインが出来ていれば基本的には良いと思うが、引き出しは多いに越したことはないし、そこに寄せすぎることを制作会社は嫌う。

また、同じようなデザインばかりのケースだとテンプレっぽいものしか作れない可能性も高い。

■機能

見積もり範囲でどれだけ多くの機能が含まれているか。もしパッケージになっているようなサービスであれば、実際に顧客として使ってみて不備や不満がないかを確認する。

■納期

発注完了してからどのくらいで制作が完了するのかで、ある程度その会社の技術力やキャパシティがわかる。ここは自分でつくっていた経験がないとわかりにくいが、ちょっとしたWEBサービスだったら要件確認含めて3ヶ月くらい。半年だとかかりすぎ。

■コーディング

サーバ側(PHP等)のコーディングについて発注前は確認出来ないので、フロントエンド(HTML,CSS)側だけでも確認しておく。Lintチェックしてそれなりの点数がとれているか、インデント等しっかりして見やすいソースコードになっているか、といった点。

正しい文法にどれだけ意味があるのかは、技術が進んだ現在ではあまり意味が無いものかもしれない。

だからといって間違いの多い文法をフロントエンドで使っているならば当然サーバ側の言語も同じように間違いとは言えずとも品質が良くコーディングされているとは考えにくい。

インデントされていないような汚いソースコードも同様で、サーバ側も汚ければミスが増えたり冗長になることで品質の低下に繋がってしまう。

■費用

当たり前の話、上記総合評価で費用の収まりが良いかどうか。

予算Overしていたら論外だろうし、予算範囲内でも金額の差が無視出来ない範囲であれば安くて少し質が悪いものを選ぶこともあるんじゃないかなと。

個人的には25%程度の差くらいだったら上記の項目を優先して品質にこだわった方がいいかなーと思う。

倍違うとちょっと厳しいかな。まあここは金額のそもそもの大小にもよる。

【まとめ】

要件と予算を決めて制作会社に投げる。

外からみてもわかるような使用感やデザイン、実績をちゃんと確認する。
※営業の言葉を鵜呑みにしない

最近はSier系以外には余りないかもしれないけど、個人的には下請けにただ投げてるっぽいのは避けた方がいいかなーと。

ではまた。

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