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【異国の地で文化体験と英会話】ひとり旅 in Hawaii⑤癒しのフォートデルッシー&導きのマカダミアナッツ編

まだハワイ来て半日、一人で買い物すらしていない。
何もわからナイ。慣れナイ。土地勘ナイ。3ナイの私。
想定していたバスも乗り方わからない。どのバス停から何番のバスに何時に乗ればいい???タクシー?高額すぎるし海外でタクシー挑戦はもう少し慣れてからで(泣)

よし、とりあえず、歩くぞぉぉぉ

ということで、PM4時、アラモアナビーチを目指して歩き出した。

平面地図上では簡単なのに、実際の道はなぜこんなにも難しいのか
あっち行ったりこっち行ったり、途中で間違いに気づいて引き返したり。
でもそんな道中で思わぬ癒しスポットを見つけることができた。


緑に包まれるひと時の幸せ

ほとんどの観光客は選択しないであろう「徒歩でワイキキ中心部からアラモアナビーチ」挑戦しなかったら、この場所を知らずに終わっていただろう。

中心部から少し西へ移動するだけで(徒歩15分くらい?)喧騒から逃れて静寂と美しい緑にハッと息を飲む。すごく頑丈そうな建物があり、軍関係の施設らしい。
広大な敷地には日本で見たことないノッポな木と超巨大な木。人はほとんどいないけど、たまに犬の散歩してる人、ベビーカー押して歩く家族、ベンチでのんびりしてる人とすれ違う。

静かでゆったりとした空気が流れている。地元の人がくつろぐ特別な場所なのかもしれない。

これ書くために調べたところ、建物は陸軍博物館で無料で観覧できると。知らなかったー行けばよかった、今度は絶対行こう。
そしてこの広大な敷地は、フォートデルッシー公園とのこと。


巨大ホテル群の喧騒を背に静寂な空間が広がる別世界


フレームに収まりきらない巨大な木があちらこちらに


心地よい風が吹き抜ける小道の先にはビーチバレーコートとフォートデルッシービーチ


思いがけず癒しのひと時を過ごし、再び歩き出すとワイキキ中心部よりも落ち着いてはいるが都会ぽくなってきた。デーンと構える高級リゾートホテルにも多くの外国人観光客が出入りしている。
ガーリックシュリンプのお店やマクドナルドもある。マックを見つけるとホッとするのは日本人あるある?

華やかな都会の景色もまた薄れ、車やバスが賑やかに行き交う橋まで辿り着いた。この橋の先がアラモアナのよう。橋の先端は二股に分かれていて、右手に進むとアラモアナセンター、左手に進むとビーチが見えてくる。ビーチ手前にはヨットハーバーもあり、ヨットの練習に精を出す若者たちの掛け声が飛び交っている。


ビキニが教えてくれた当たり前

ビーチ沿いの道では、夕方なのに衰えることを知らない日射しを背負う老若男女多くのランナーに遭遇した。健康作りのために走ってるのだろう、中にはおじいさんもおばあさんも。

さらにその格好だが、ふくよかな体を揺らしながら思い思いの格好で、余りある脂肪や深く刻まれたシワを隠すこともなく、さらけ出して走っている。
ランナーだけではなく、水着を着て楽しそうに歩いているのは老女も若者も同じ。体型に関わらずビキニを好むようだ。私は私よ!ハッハッハッハッ

日本では考えられない光景。
みんな隠すのに必死。取り繕うのに必死。周囲からどう見られるかを気にすることに必死だ。ビキニ=細い体型の女性が着る水着と子どもの頃から刷り込まれていた私もその一人だった。だからビキニを着るためにダイエットをする。

周囲を気にしたり、他者を気遣うことは悪いことではない。
でもそちらが先行し過ぎてしまって、本来の自分が出てこない。

本質はどこにある?

ビキニ=海やプールで自分が楽しむために着る水着

この当たり前のカルチャーショックに触れたのは衝撃的だった。

そんなこんなで、翌日の下見を兼ねてアラモアナビーチ(東側)までの散歩を50分かけて終了。静かでとても綺麗なビーチだけど、報告はまた次に。
悲鳴を上げている足腰に喝を入れ、回れ右して来た道を引き返す。疲れたー!!


ABCストアで親切な店員さんとの英会話

ホテルへ帰る前にもう一つやるべきことがある。夕食の調達だ。

疲れ切った私はたまたま通りかかったとあるホテル1階にあるABCストアに飛び込んだ。そして、ここでの親切な店員さんとの出会いが忘れられない思い出となる。

そもそも、良いことづくめのひとり旅で数少ない難点の一つが食事だろう。
たとえ見知らぬ土地であっても複数人いればレストランも入りやすいし、シェアもしやすいので食べ比べも楽しめる。
しかし、ここはハワイ。物価高だけでなく、チップ文化が大きな障壁となって私の前にドドーン!と鎮座する。
その得体の知れない「チップ」とやらを避ける目的と安全確保のため、夕食は全てテイクアウト作戦を渡航前から目論んでいた。

午後の散策で何軒かABCストアへ立ち寄っては見てるだけーを楽しんだので、いい加減、買い物実行。まずはお土産探し。

チョコレート愛好家の夫からのリクエスト品、マカダミアナッツチョコ。数種類あるし同じメーカーでも2種類ある。パッケージを見比べても違いがよくわからない。そこで、東南アジア系の若い女性店員さんに思い切って聞いてみることにした。

「エクスキューズミー ディスチョコレート ディッフォレンス?」
リアルにこの程度のスピーキング力。指先で2種類のチョコを交互に指差すジェスチャーで猛アピール。
「Oh, this is very good!!
彼女は自分の推しチョコレートを全力で勧めてくれた。

ほんの少しの勇気を出して話しかけてみたらオススメ商品を教えてもらえてラッキー!
そしてなにより、英語を使ってコミュニケーションを取れた喜び!!
推しチョコの他にお菓子と20%オフ稲荷寿司もカゴに入れてレジへ。

レジで先ほどの彼女と再びやり取り。すると、
「Are you Japanese?」
Yes
帽子にサングラスだろうがなんかすぐバレるみたいだ、ハワイ滞在中この質問他でも2回受けた。

「いりますか?」割り箸を手に持って聞いてくれた。
「レジ袋用のバッグいりますか?」
割り箸もマイバッグも持っていたのでお断りする。

会計後、ABCストア全店舗で使えるポイントカードの説明をしてくれた。
流暢に説明してくれるんだけど、まだこの4月時点ではリスニング力乏しかった私は何を言ってるのかよくわからない。わからないことは聞いて確認するのだが、その返答もまたよくわからない。
その場の理解は困難と諦め、とりあえず笑顔で「サンキュー!」と返す。
彼女は思いついたように同じポイントカードをもう1枚くれた。なぜかわからないけど有り難く頂戴しておく。

しばしの彼女との英会話を楽しみ外へ出ると薄暗くなっていた。
さてホテルへ戻るにはどっちだ?
ここでトラブル発生。頼みのGoogle マップが反応しない!

午後の散策でも建物内に入るとeSIMの電波が弱いのか使えない状態があったが、今また同じように使えない。近くのはずなのに・・・忘れていた方向音痴は異国の地で正常に作動している。
気付けば空は紺色に。通りの雰囲気も夜の香りが漂い始める。背の高いガッチリ体型若者男3人組が音楽と一緒に通り過ぎていく。どっちへ行けばいい?困った!
右往左往してても埒が明かない、マズイ、、、!!

私は小走りでABCマート店内へ引き返した。
レジには談笑中の先ほどの店員さん。

「エクスキューズミー! 道がわからないので教えてほしい」
的なことを動かないスマホ画面を見せながら必死にアピール。
彼女は状況を察してくれたようで、なんとか案内しようとしてくれる。
さらにホテルの名前を告げると彼女はあまり詳しくなかった様子。
でもすぐに隣に立つマネジャー的出で立ちのスーツ男性に「〇〇ってこっちだった?」って確認してくれる。
「そうだよ、店出て右へ歩いていくだけ。近いよ」と断言する彼。

自分が確信持てないことは曖昧なままにしないで、すぐに別の人に聞いてくれる。

なんて親切なんだ!

彼女たちのおかげで私は無事ホテルへ戻ることができた。感謝!!

ようやくホテルへ戻る。
時差ボケでしんどいし翌朝は早いし、早く寝ないと。

しかし、布団に入れるまで夜はまだまだ長いことをこの時はまだ知らない。


次回は、大変だった初海外ホテル夜の話


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