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あくまで生き方の一つだから、無理せずに

※トップ画像は、いろいろ書くちーさんの作品をお借りしました

 記事を見つけてくださり、ありがとうございます。天宮英璃です

 いよいよ、3月1日から25卒の就職活動が本格的に解禁される事で、当事者である学生さん向けに、私の思いを伝えていこうかなと思います

 内定が取れると言うアドバイスではなく、就活に関する不安などが少しでも和らげばいいなと思っています。結構重い話もあるので、ご了承ください


私が伝えたい事

①あくまで生き方の一つなので、無理せずに

 多くの学生さんが、学業を終えた後の進路として就活しますが、就活はあくまで生き方の一つに過ぎません。就活するなとか、就活しなくていいと言う意味ではなく、就活に失敗したからって人生を諦めない方がいいと言う意味です。たまたま上手くいかない年だったのかもしれませんし、就職以外の生き方―例えば起業や業務委託、フリーランス、教員、公務員などが向いていると言う可能性もあります。そもそも、みんながよってたかって就活をしていたら、今の日本の企業は少なかったかもしれません。就活生の皆さんが就職を希望する企業も、創業者が周りと違う生き方を選択しなかったら存在していなかったと思います。私自身も、数年前に21卒で就活していましたが、どこも受からず失敗。今は非正規で働きながら、執筆や配信活動など、就職していたらなかなか経験できない事に挑戦しています。まだまだ手探り状態で、上手くいくかもわかりません。ただ、「この方法でしか生きられない」と言う一つの事に固執しすぎず、「別の方法も試してみようかな」といくつか可能性を持った方が、切羽詰まる事は少なると思います。それでも、何もしないとか、周りに迷惑をかけるとか、法に触れる事はしてはいけませんよ

②学校でもっと教えるべき

 就活セミナーと言うものがありますが、短期間で就活の知識を身に付かせるのは無理があると思います。正直、義務教育の段階から就活に関する勉強を学ぶ機会を設けた方がいいと考えています。就活の面接は、バイトの面接や学校の推薦入試とは全く違いますし、私みたいにコミュニケーションに難がある学生には、必然的にそういった経験ができる授業を受けていれば、面接で思い悩む事が少なかったのではないのかと思います。就活以外にも、起業の仕方、家業の継ぎ方、業務委託の方法なども、自分の将来を決める大事なイベントなのに、学校ではほとんど教えてくれません(学校は、あくまで勉強を教える場と言う事もありますが)。そのため、今は自分たちで、夢を叶える方法を見つけるしかありません。それでも、将来、学校でも、就活や起業、教職、フリーランスなど幅広い働き方を選べて、それを叶える方法を学べる教育環境が整っていればいいなと思います

③やりたい事があるなら、就活と並行してやる事

 就活生さんの中には、本当はやりたい事があるけど、親に反対されているとか、友達が就活しているから、成功できるかわからないからと言った理由で、就活している方もいるのではないかと思います。ただ、自分の心に迷いが生じるくらいなら、就活と並行させながらやりたい事に挑戦した方がいいです。就活や卒論、バイトなどと両立させるのは大変ですが、曖昧な気持ちで就活していてもしっくり来ないと思います。どんな時でも、自分の本音と向き合う事は大切で、少しでもこっちがいいなと思ったら、それを叶えるための勉強や方法を取り入れてみる事です。私自身も小説を出すと言う夢がありますが、学生時代にnoteを始めていれば良かったと後悔しています。それで、やりたい事がビジネスとして確立できたら、それを続けてもいいですし、就職してある程度お金を貯めてから、やりたい事に挑戦するのもいいですし、就職した会社や仕事にやりがいを感じるなら、その仕事を続けてもいいですし、その辺は皆さんにお任せします



自分を追い詰めないで

 長々と私の思いを綴りましたが、私が、この記事を書いた理由を答えます

 私は、就活の失敗が原因で、「うつ病に近い状態」と診断されるほど精神を病みました。当時、私は様々な業界や職種を50社以上受けて、就活支援サービスもいくつか利用しましたが、全て落選してしまいました。他にも、これまでの人生で蓄積された不安を抱えていた訳ですが、就活の失敗によって、それが一気に溢れ出てしまいました。この世からいなくなりたいと思ったり、何度も自分を傷つけました。今は症状は落ち着いていますが、就活での嫌な記憶が甦ってきたり、とても憂うつな気分に襲われます

 なぜ、そうなってしまったのかというと、面接との相性が悪かったのと、友人たちが就職先を決めていったからです
 
 私の捉え方の問題かもしれませんし、しっかりと面接対策をしていなかったのもいけないと思いますが、なぜか、私が受けた会社のほとんどの面接で説教紛いな事を言われました。もちろん、優しい面接官たちもいましたが、私の中では、いくら仕事だからとは言え非情な人たちと言う印象がとても強く、初めは気丈に振る舞っていましたが、次第に自信をなくしていきました

 そんな私に対し、友達のほとんどが難なく就職先を決めていきました。何せ、私が20社以上落ちた事を報告した時点で、凄く驚かれましたからね。周りを見ていて、みんな就職していく中で、「どうして、自分だけ内定が貰えないんだろう」、「みんなと同じになれないんだろう」と言う劣等感に苛まれていきました

 2つの不安が次第に大きくなっていき、気づいたら心を病んでいました。「社会から認められない」、「みんなと同じになれない」と、自分の存在価値を否定されたと喪失感を覚えました

 これを読んで、就活に恐怖を抱いた方もいると思いますが、必ずしもそうなる訳ではないのでご安心を。ただ、もしかしたら、私と似た経験を強いられる人も出てくると思います。それでも、自分を追い詰めて、自分を傷つけたり、命を投げ捨てるような真似はしないでください。相談しても理解されて貰えなかったりとか辛い事も多いですが、「生き方の一つ」に失敗したからって、自分の人生を諦めないでください。辛くなったら、ゆっくり休んでみるとか、あまり無理しないでください。何があっても、自分を大切にしてください

 それが、就活に失敗した私が、皆さんに伝えたい事の全てです


あとがき

 記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございます

 他にも伝えたい事がありますが、さらに文章が長くなってしまうので割愛しました。就活に関して色々な意見があると思いますが、これが私の意見という事で、参考程度に捉えてくれると嬉しいです

 最後に、『人生一度切り』なので、皆さんが後悔しない生き方を選んでください。皆さんのご健闘をお祈りしています

 今回の記事は以上になります。それでは、次回の記事でお会いしましょう


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