動物園のような学校

はじめまして。
突然ですが、私は動物園のような学校に在学しておりました。

「意味がわからない」

そう思われた方がほとんどだとは思いますが、これから説明しますのでご安心ください。

私は幼少から身体を動かすことが好きでした。

上から女、男男男の4人姉弟の長男で、
思えば既にこの頃から家の中は動物園のようだった気がします。

男3兄弟と言うこともあり、普段からじゃれ合うように身体を動かして遊んでいました。

日が暮れるまで森で遊んだり、川を延々と下ってみたり、下水道を探検したりと毎日泥だらけで家に帰ったのを覚えています。

小学生に入ると友達の誘いもあって地元のサッカー少年団に入りました。

私はサッカーの魅力に取りつかれ、そこから本当に毎日、ボールを蹴っていました。

中学生では部活では無くクラブチームに入りキャプテンを任されるなど、この頃から明確にプロになりたいと強く思っていた気がします。少なくとも私の人生の指針がサッカーになったことは間違いありません。

高校でもクラブチームに入る予定でした。
私の地域にはJリーグクラブが2クラブあり、私はそのひとつのユースセレクションを受けました。

一次試験、二次試験と順調に試験をパスしていき最終試験の11名まで残ることが出来ました。

正直なところ、その頃の私は自分の実力を過信していたと思います。
頭の中では既に合格していて、その先の未確定な未来を見ていたと思います。


案の定、世の中はそんなに簡単には作られておらず、私は最終試験で不合格を言い渡されました。


もちろん、そんなことになるとは思っていなかったのでここで新たな問題がひとつ浮上しました。

そうです。高校選びです。

私はJユースに入ることしか考えていなかったので高校も家から一番近いところに行くつもりでした。

全く高校の部活のことは調べておらず、完全な準備不足だったことは否めません。


また、一番大きな問題は私の家が経済的に恵まれてるとは言えず、私立の高校は金銭的に不可能だったことです。
また、通学も電車はお金が掛かるので必然的に自転車で通える範囲となってしまったのです。

結果的に県内の体育科高校へ行くことを決めました。体育科であれば必然的に体力も向上出きるだろうし、なにより身体を動かすことは好きだったからです。


さて、ようやく本題まで来ました。

この体育科高校が目から鱗のビックリ学校でした。

当時の偏差値は37と、噂では名前を書けば入学出来たらしいです。
実際に入学してみると、正に動物園。

入学して一週間で10人が辞めます。

英語のテストでは自分の名前を書ければ点数が貰えます。
午後は全て体育になります。
数学や物理は3年生では無くなります。

何故だか1年は90%以上坊主です。

5分前集合だと怒られます。


当時は先生からの暴力も日常茶飯事で軍隊のような学生生活でした。
体育が好きで入学してきたはずなのに皆体育の授業が一番嫌いだったと思います。

結局、私の代では4年生の体育大学へ進学したのは私ひとりだと聞いています。


そんな、動物園&軍隊のような学校を経て体育大学へ進学し今もスポーツ関連の仕事をしています。

私のような低学歴人間の周りでは、
漢字や数字を見ただけで頭痛がするという人間も少なくありません。

しかし、私の持論ではスポーツもそうですが、勉強に関しても


「遅すぎる」


と言うことはないと思っています。
確かに一般的な人より机に向かって勉強した時間は少ないとは思いますが、そんな私でも時間をかけてゆっくりでも歩んで行けば新たな目標を叶えられると信じています。


それを証明する為にも、私は小説家にチャレンジしたいと思います。


拙い文章かとは思いますが、周りの意見を真摯に受け止めながら成長していければと思っています。


何事も継続。


まずは1冊、書ききること。


もし、私の文章が面白いと思ったら、感想やいいねをお願い致します。


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