リアリティに効果的？でも方言ってどうやって調べればいい？おすすめ方法3選
執筆中の作品で「方言を使いたい！」となった時、困った経験はありませんか？ ポピュラーなようで、いざ描写しようと思うと難しい方言。今回はおすすめの「方言の調べ方」3つと、みんなの方言の調べ方をご紹介します。
方言にはリアリティを出す効果がある？
方言はリアリティを出すのに効果的です。
それは単純に言葉の違いだけではなく、風俗や習慣といった生活の違いを表しているからです。
例えば、東北地方などで見られる方言は濁音が多く使われます。
その理由として、雪の多い地域で会話によるエネルギーを節約するために、口を大きく動かさなくて済む発音が多用されているとの見方もあるそうです。
みなさんもなんとなく、方言を聞いた時にイメージする景色というのがありませんか？
沖縄弁を聞いた時に暖かな空気や海を想像したり、大阪弁を聞いた時にパリッとした空気感や美味しいご飯を想像したり……。
ほとんど無意識にイメージしてしまう方も多いのではないでしょうか？
言葉、特に方言はただ内容を伝えるだけでなく、読者にそのバックグラウンドを思い起こさせる力があります。
そのため、効果的に使うことで読者に言葉以上のものを伝えることができ、より物語の世界をリアルに感じてもらうことができるのです。
方言はどうやって調べればいい？
そうは言っても「なんとなく」で表すのが難しいのが方言。
適当な方言でかえって読者をしらけさせてしまうなんてことはしたくないもの。
今回はソナーズマガジンが方言を調べる際におすすめの方法を3つご紹介します。
知り合いにきく
もっとも「生」の方言を知ることができるのがこの方法。
言い回しだけでなく細かなイントネーションまで知ることができるので、表現として使用する際にもよりリアルになることが見込めます。
言葉とともに空気感や生活習慣まで知ることができれば大変ありがたいですね。
ただし、周囲に方言話者がいないとどうにもなりません。
そのためこの方法は周囲に方言話者がある場合はぜひともおすすめしたい方法ですが、いない場合は諦めて次に行きます。
本を読む
次に紹介するのが民俗や風俗にまつわる本を読むことです。
方言そのものの辞典はあまり多くないのですが、特定地域の民俗を扱う書籍は多くあります。
書籍にあたる方法は、一つ目と同様、表現だけでなくバックグラウンドまで知ることができるのが大きなメリット。
むしろ、バックグラウンドに関しては生活している当人は自覚がないこともしばしばあるため、正確なものを知りたい場合は書籍がおすすめです。
方言変換サイトを利用する
一番お手軽なのがこの方法。
インターネット上には、入力した言葉や文章を方言に変換してくれるサイトがいくつかあります。
今回は対応言語の多いサイトを2つ紹介しました。
精度や言葉選びはサイトによってまちまちなのでお気に入りのサイトを探してみてください。
この方法は手軽な一方で、イントネーションやバックグラウンドまで知ることはできません。
そのため、生活をひっくるめて表現したい、生活を表現する手段として方言を使いたいという方には向かないかもしれません。
しかし、いつでも調べられて知りたい言い換えをピンポイントに知ることができるメリットはとても大きいと思います。
状況に応じて使い分けてみてください。
みんなの方言表現方法
また、今回もソナーズマガジン編集部Twitterで募集したみんなの方法をご紹介します！
マシュマロで登場したサイトはこちら↓
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