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アルゼンチン移住から2年 そこに見える景色


この1月でアルゼンチン移住から2年が経過した。

訳が分からないままの1年目と比べ、穏やかに
終わることのできた2年目だったように感じている。


とにかく毎日が手探りだった日々から
何とか人の役に立つことがしたい気持ちになった。

父子間では『できることは自分でやろう』
お互いに声をかけながら過ごしてきた。

14歳だから一人で外出することは許される。
(12歳未満は一人で外出できないのがアルゼンチンのルール)


カラダも少しだけ大きくなった


学校やサッカーの練習、日々のルーティンについては
できるだけ付き添いなしのバス移動に挑戦した。

日本では当たり前のことが『挑戦』になる。


南米では比較的治安が良いと言われるアルゼンチン。
それでも、子供のスマホを狙うひったくりが多いのも現実。


試合中、ベンチで不貞寝して話題をさらったアントラーズカップ(U9)


幸いにも、子供の移動では事故に巻き込まれなかった。
油断することなく3年目を迎えていこうとは思う。



そして、日本で寮生活をする長男はこの1月で18歳の誕生日
あっという間に高校を卒業する年齢になっていた。

18歳って言うと、車の免許が取れたり選挙権(18歳だっけ?)も。
もう大人がとやかく言う年齢じゃなくなった。



兄は9歳、弟は5歳(多分)


今までも、中学からの寮生活も自分で決めてきたことだけど
そこには少なからず親の考えも見え隠れしていた。



高校卒業後の進路も迷っていたけれど
『親が進路に口を挟むのはコレが最後だよ』って言ってきた。


自分の進むべき道を決めるのに、親の顔が見えていて良いのか。
親を思い出して悩むなら、それは選ぶべき道ではない。

自分自身もそうしてきたから、今アルゼンチンにいる。
言い出したのは次男、でも気持ちが同じだったのかもって思う。


日本出発直前の初詣(2022)


大きなことを決める時、それは決断じゃいけない。
迷うくらいならやらない方がいい、そう思って生きて来た。

誰に反対されても、不安を上回るだけの期待があるから
そこに向かって歩いていけるというだけの話だから。



二年が経過して、果たして思った通りの移住生活なのか。
多分、思った通りになってることの方が少ない。


特に言葉については、進歩していないと感じている。
息子と2人がかりで3割程度の会話が精いっぱい。

スマホの翻訳で何とかなる、っていうだけのこと。
それで誰かの勇気を後押しできれば良いかなとも思う。


今までも後悔のない人生だった。
これからを充実させるために生きていく。

自分にしかできないことで、人の役に立ちたい。
それが3年目の目標なのかもしれない。



※ 心配事の9割は起こらない、のお話です。


※ ブログも日々更新しています


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