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7月の短歌 「セミがワンワン鳴き始めたら紛れもなく夏だ」


甦る流星群と痛くなる背中 セミが鳴く朝夏の幕開け

人混みさえ知らない人の笑顔さえ 愛おしく思うかき氷の次に


目と心を掴んで揺らすドンドンパン オリンピックより花火が見たい



夏になって思い出すのが、去年の死にたい記憶じゃなくて良かったと思う。大学1年生のときに友人と初めて行った淀川花火大会とか、部活の夏合宿のこととか、暑いのが嫌いだから夏来て欲しくないっていつも思うけど、なんだかんだ夏の記憶が1番懐かしくて、1番大事にしたい。きっと暫く出来ないお祭りと、花火大会と、夏合宿。人混みは嫌いだけど、あの時だけは、人に押されて、友人と恋人と笑い合う瞬間も目に焼き付けておきたい。


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