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半年勉強したウェブディレクターの振り返り① 〜脳死で不惑を手に入れる 番外編〜

やると決めたことを疑わずにやってみる半年が過ぎたので、
ここで一度振り返ります。サムネは振り返ってくださっている猫。


半年前の状況

会社事情で印刷畑からウェブに移って4年。ほぼ独学で何とか業務に対応してきたものの、ディレクターとしてのスキルアップが感じられなくなっている。管理職になって以降、このまま今の仕事を続けるのか?と迷いが生じ、わかりやすく「40歳の壁」だか「中年の危機」だか「ミッドライフクライシス」だかに陥る。一方で今の年齢で今の経験値&スキルでは、転職もフリー転身もなかなか難しい。
年齢的に新しいことを始める気はしないので、ここはもう好きも嫌いもなく腹を括ってウェブをやるしかない。さて、これからどうしていこう?

やることの方針

現状打破のためにやろうと思ったのはざっくり以下の2つ。
・マーケティングのスキルを伸ばして武器にする
・ウェブにまつわるあらゆる知識の底上げをする

そして、今の自分の経験値では人の意見や自分の疑念を正確にジャッジできる気はしないので、
・やると決めたことをやり終えるまで続ける(疑いは無視して脳死する)

やると決めたこと

①上級ウェブ解析士を取得する

マーケティングスキルを伸ばすため、ウェブ解析士を取得することに。制度を調べたところ、実務に生かすには上級まで取った方が良さそうだったので、半年くらいを目途に取ることをとりあえずの目標に。

①の現状と振り返り

現状
3月にウェブ解析士を取得し、現在は上級ウェブ解析士の修了レポートを提出し、採点&最終のフィードバック待ち。合格すれば無事上級ウェブ解析士を取得。

振り返り
ウェブ解析士のテキストだけでも勉強にはなったが、やはり上級までチャレンジしておいて良かった。
マーケティングのハードルの高さは、「手法は理解できても、考察や提案が妥当か自分で判断できない」ことにあると思うのだが、上級ウェブ解析士の資格を取得するためには、与えられたお題の中で、
・自社、競合、ユーザー分析等を踏まえて改善施策をまとめる第1部
・その施策のKPIを数値計測できるよう設計し、サイト上で計測するための設定を行う第2部
・1部、2部の内容を踏まえた上で、実際のサイトのGA4で数値を確認し、その数値を根拠に企画書をまとめる修了レポート

の3段階の課題をクリアする必要がある。
1部、2部と迷いながらレポートを作り、現役マーケターの講師の先生からフィードバックを受けることで、自分の分析やKPI設定がある程度妥当そう、と思えたことは良い経験だった。外国の人と英語で話したときに「おー、ほんとに通じるんだ」と思うような感覚に近いだろうか。
修了レポートは先週のNoteに書いた通り頑張りきれなかったのだが、最終のフィードバックまでに見直し&手直しして、納得いくようブラッシュアップする予定。

そして、上級を取得したら(まだ受かってないけど)、そこからが本当のスタート。上級資格者だけが参加できる講座やイベントもあるので、その中でスキルアップしつつ他の資格取得者の方とのつながりも作っていき、強みだと言える状態にしていきたい。実務に携わる機会もうまく作れればと計画中。


②Progateを毎日やる

HTML/CSSなどという言葉も知らないところから仕事を始め、その時々で勉強してきたが、じっくり勉強する機会がなかったので一度ちゃんと勉強することに。当時はProgateのHTMLとCSSだけやったことがあって、知識はざっくりこんな感じ。
・HTMLは構造、CSSは見た目を調整する
・動きはJavaScriptで付ける(どう付けるのかは知らない)
・WordPressにはPHPが使われている(それが何なのかは知らない)
・ほかの言語は何が何だか

②の現状と振り返り

現状
JS、JQuery、PHPをそれぞれ2~3週して、Pythonに取組中。書けと言われても書けないが、それぞれどんなことができる言語なのかと、基本的な記述の意味は分かるように。そしてどうやらPythonの前にSQLをやった方が良かったっぽい。
動きの実装については、
・JSやJQueryで簡単に実装できる動きは限定的であること
・何この動き?と思うようなアニメーションはAfterEffectsで作られていること
・それをJSONファイルで書き出すLottieという技術が今アツいらしいこと
が分かってきた。

振り返り
勉強してよかったと思えたのは、動的なプログラムを作る言語の基本的な概念を学べた点。
状況によって変化させたい数値を変数として設定して、その数値の範囲や出力の条件を指定することで、処理を実行していること。一つの設計図を作ったうえで、その中身や出力方法を指定することで、出力を出し分けること。
正しく言語化できているかは?だが、そういう基本的な概念を理解できたことで、動的なサイトの作りがファイルの記述から少し理解できるようになった。
最近実務の中で、一覧ページの出力の順番を公開日順に変更する、という作業があったのだが、出力の記述をまとめたファイルとリンクの命名規則をまとめたファイルを見つけて、無事記述を書き換えることができた。
勉強前だったら、出力のファイルだけ見てお手上げだったと思うが、「リンクはURLが直接書かれていなくて、何らか命名されてるから、リンクの命名だけをまとめたファイルがどっかにあるな」と思えたのは、学びのおかげだったと思う。
CMS構築を自分でやれと言われたらもちろんできないが、各ファイルの記述から、何となく構造を把握できるようになったという感じ。

Pythonはちょっと勉強してできる程度のことだったらLookerStudioで事足りそうというのが今のところの感想だが、SQLも含めてちゃんと勉強すると、LookerStudioの機能をあれこれ補完できそうなので、マーケを頑張るなら学んでおく価値がありそう。


夜も更けてきたので続きはまた明日。

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