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レビュー文学【ED治療薬編】

26歳無職である。

レビューを読むのが好きだ。

他人が商品やコンテンツをどう評価するのか、何を重視しているのか、どこが気になったのか知ることは面白い。

その中でも特に熱意の伝わるレビューは楽しい。最近特に熱意を感じるのは、ED治療薬のレビューである。ED治療薬とは、簡単にいうと勃起力を上げるための薬である。

海外からの輸入サイトに記載のあるその商品は、500件以上のレビューがついていた。

そのサイトではレビューとして、満足度を星を1〜5で評価し、コメントで評価する。また、役に立ったと感じるレビューにはいいねをすることができる。

商品の特性上、50代以上の男性からのレビューが多く、75歳の男性からのレビューも珍しくない。

他のユーザーが参考になったと評価したレビューは、特に読み応えがある。

内容としては、服薬する前の状況、何錠飲んだか、いかにおちんちんが硬くなったか、また、どれくらい持続したかどうか、また、配偶者からどういった反応をもらえたか、等が事細かに書いてくれている。特に、高評価のレビューは、嬉しさが伝わってくる。私も自然に笑顔になってしまう。

自分より2周り、3周りの歳上の人が、人生で培った言葉、表現を駆使しておちんちん事情を執筆してくれている。こんなこと実生活では体験できない。もし体験できるとしても、丁重に断るが。

長文すぎて折りたたまれているレビューは最高だ。
「開く」を押した瞬間、すでに表示されていた文章の数倍の量が飛び出してきた時には歓喜の声が漏れる。

こんなおもしろコンテンツは他には無い。

特に面白かったレビューは以下の2つだ。

ゴリゴリに不倫している
60歳男性による「妻にバレないようにこっそり受け取ってる」等のコメント。妻にバレるのが恥ずかしいからかな、と思ったが、その後に「旦那とは全然違う」と言われたと書いてあった。
不倫してるんか〜い!古女房も抱いてやれ。
そして感想を聞いて2人のレビューを比較してほしい。
もし妻を抱いていないのに、薬を保管してあるのが見つかったら(しかも一部減っている)一発でアウトになるだろ、などといらない心配をしてしまう。

妻がレビューしている
基本的には服用している男性がレビューしているが、旦那が使って、その奥さんによるレビューがたまにある。
男性より心情の描写が上手く、官能小説みたいになっている。


妻だけを抱いている
結局このレビューが一番心温まる。
心をぽかぽかさせていたら、「効果はあったけど、妻は疲れたようで相手してくれない」などの哀愁漂うレビューが突然飛び込んできて、そのギャップもたまらない。




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