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農業バイトで月収50万円! ワーホリ in オーストラリアでの高収入とその背景にある仕組み

オーストラリアは、世界で最も高い時給を提供する国の一つとして知られています。日本円で約2000円の最低賃金を持ち、これが最低賃金なのです。日本の平均時給と比較すると、その差は歴然です。例えば、シドニーでのウェイターの仕事では、時給はなんと約4300円にも上り、加えてチップが得られることもあります。
今回はそんなオーストラリアのワーホリ事情を書籍「安いニッポンからワーホリ!: 最低時給2000円の国で夢を見つけた若者たち」をもとに紹介します。


ブルーベリー摘みで月収50万円!

日本では、ブルーベリー摘みのアルバイトの時給は1,000円から1,200円程度ですが、オーストラリアでは全く違います。実働6時間のブルーベリー摘みで、なんと月収50万円を稼げます。これは、オーストラリアにおける高賃金の労働市場を象徴する例です。

介護アシスタントでも高収入

また、驚くべきことに、オーストラリアでは介護アシスタントとして働くことで、月収80万円を稼ぐことも可能です。これは日本の介護職の給料とは大きく異なり、資格を持ち、英語を使うことが前提ではありますが、その分、収入は高くなります。

リスクとリターンのバランス

オーストラリアの労働市場では、リスクとリターンのバランスが上手く整えられています。派遣社員のような不安定な雇用形態の人々に対しては、収入を高く設定しています。一方で、正社員のような正規雇用に対する賃金は非正規雇用に比べて割安に設定されています。これは、日本の労働市場とは大きく異なる点です。
そのため、オーストラリアでは、一般に人気のない職種に対して、給与を高く設定しています。そのため、農業や介護のアシスタントなど、選ばれにくい職業では、高い収入を得ることができます。

日本とオーストラリアの経済の違い

日本の実質賃金は1990年から横ばいですが、オーストラリアでは同期間で約1.4倍に増加しています。これは、オーストラリアの賃金がインフレに合わせて上昇していることを示しており、経済の健全な成長を反映しています。一方、日本はデフレと低賃金が常態化し、国際的に見ても沈んでいるように見えます。

ワーホリ後のキャリアパス

ワーキングホリデー後のキャリアにも大きなメリットがあります。例えば、元会社員が現地の大学院に進学し、その後永住権を取得するなど、新しい生活の道を切り開くことが可能です。また、元銀行員がカンボジアで人材紹介会社に就職したり、大学生が国際結婚して永住権を獲得するなど、ワーホリ経験が新しいキャリアの選択肢をもたらしています。

まとめ

オーストラリアのワーキングホリデーは、単に高収入を得るだけでなく、将来のキャリアに大きな影響を与える可能性を持っています。日本とオーストラリアの経済環境の違いを理解し、自分自身の価値観を広げる機会となるでしょう。若い世代にとって、ワーホリは単なる海外での体験ではなく、新しい自分自身を見つける旅となります。
詳しくは、書籍「安いニッポンからワーホリ!: 最低時給2000円の国で夢を見つけた若者たち」を読んでみていただけると幸いです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

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