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脳外臨床大学校 活動記録 NO.5ディベート~単位ではなく金額表示にすべきだ~

9月3日  ディベートの活動記録 担当:あき

皆様お疲れ様です。オンラインサロンでは様々な活動を行っています!その内容や勉強したことを少しでも皆様に共有できるよう脳外臨床大学校のFacebookとnoteに活動記録を投稿していますあきです!
今回は月に一度開催されるディベートについてです。

皆様ディベートは知っていますでしょうか。

ディベートとは

「ある主題について肯定派、否定派と異なる立場に分かれて議論(討論)すること」を言います。

本来であれば対面して行うものですが、オンラインでもディベートは可能なんですよ☆
今回からオーディエンスと審判枠が増えました。これは作戦会議中、山本先生が見るポイントなどの解説をしてくださるので初めて参加する方でも楽しんでもらえるようになりました!
(もちろん討論する側もどうやったら審判の心を動かせるのかをチームで力を合わせて行うため有意義な時間を作れます!)
※有料会員からでも2名ディベートに参加できる枠とオーディエンスは人数制限なく参加できます!

今回のテーマ

は私たちのセラピストの身近にある「単位」についてです。何気なく単位という言葉を使っていますがなぜ金額表示ではないのでしょうか。これについて否定派(単位)、肯定派(金額表示)に分かれて議論をしました。

ディベートの様子

今回私はディベータ―側ではなく、オーディエンス側に参加し、作戦会議中に山本先生の解説を聞いていました。

ディベート2

審判側(オーディエンス)ではどんな流れで話をしていくのかを想像する。また、自分だったらどんな話にもっていくのかを考えているそうです。

ディベータ―側(否定派、肯定派)では、「こっちの方が正論なんだよ!」と深層心理に突っつき審判側にアピールをしていくそうです!一生懸命思いを届くように伝える言葉選びが必要そうです!

ディベートの主な流れは下の図になっています。

ディベート5

これに沿ってディベートの流れでやっていたのか、どんな主張があったのか雰囲気を味わって頂けたらと思います!


【立論】:主張・理由・根拠を述べる

肯定派→否定派の順で論じていきます。

緑:肯定派(金額表示)    青:否定派(単位)

ディベート4

赤文字は山本先生のコメントになります!


【質問】:相手の立論に対して疑問・問題点などを一問一答で行う。

否定派→肯定派の質問

・お金が明確だから責任感が上がるといっていましたが、果たしてお金が明確になることで責任感が上がるのか疑問に残ります。単位という時間が明確になっていることで責任感が上がると思います。お金が明確になることで明確になるということはどういうことでしょうか?

・単位よりも金額の方が重きを置きやすいというのは逆に金額が明確になることで失敗した時に浅いセラピストは精神的にダメージを負いやすく責任を負いにくいこともあるのではないかと思いました。デメリットはありますか?

肯定派→否定派の質問
・1000円の差って何が根拠があるんですかと言っていたのですが、セラピストがリハビリをやっている質を考えたうえで何を1000円が変わるのかを明確にしなくてはいけないのでしょうか。

・単位にすることによって平等で時間の管理がしやすい。単位で時間の管理がしやすい。患者さんが制約されている時間は平等になると思うのですが、セラピストの質というのはどう考えますか?


などが上がりました。

山本先生のコメントでは質問の時にうまい聞き方としては「〇〇と言っていますが、××ということでよろしいですよね」という質問にすること。これに「はい」といわせたら有利!

前半が間違っていたらそれを認めてしまったことになる。「いいえ」となれば、「そうやって言いましたよね。さっき言ったこととずれているんですけどどういうことですか?」と。

無意識のところをあぶりだすからこの聞き方はいいそうです!

【最終弁論】:立論・質問なども含めもう一度自分たちの主張が正しいことを論じていきます。

ディベート6


審判の判決!!

ディベート7

結果、引き分けとなりました!!

まず初めに禁止ワードを作りました→「モチベーション、やる気」
今回の論点は何かと考えたときに患者さんをどうすればよくなるのかという話。
患者様がよくなれば、単位であろうが、お金であろうがどっちでもいい。
そのため、論点はセラピストの問題ではないため、セラピストがどうなのかということ全く聞いてないということ。
どっちでも質を保ち患者様のことを思って仕事をしなければいけないためです。そのためお金や単位でモチベーションが上がるなんて!本末転倒になってしまうように聞こえてしまいます。
ディベートではセラピスト目線で考えていたら一生話が終わりません。
どっちにすれば患者様が幸せになるのか、夢をかなえられるのかこれを話したチームが勝ちだったとのことでした~。今回も難しいテーマでした(><)

感想

セラピストは単位での状況に慣れてしまい、患者様にこのリハビリ1回でどのぐらいの金額が発生しているのかということを意識することがあまりない気がしました。ディベートで話している時はセラピスト目線で話が行きやすいですが、先生の解説があると患者様、病院、社会全体を見る視点を得ることができて気づきを得ることが多いです!

ディベータ―側では、ディベータ―でしか味わえない経験もあります。よく話を聞き、どうしたら審査員の方を納得させられる主張にしようかなど2時間という時間があっという間に終わってしまいますよ(^^)ぜひのぞきに来てくださいね! では、また!!

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