見出し画像

脳幹障害による認知機能障害 ~脳幹障害患者様の治療に必要な視点~

臨床BATONをご覧いただきありがとうございます!理学療法士の駿太と申します!

今回は脳幹障害について記載したいと思います。

脳幹は意識や循環・呼吸に関わる自律神経系の神経核、運動・感覚機能に関わる神経核を多く含んでいます。そのため、脳幹が障害されると意識障害や運動麻痺、感覚障害が生じます。

では皆様、脳幹障害で「認知機能障害」が出現することはご存知でしょうか?

意識障害や運動麻痺が脳幹障害にて出現することはよく知られていると思います。しかし、一般的に大脳皮質の障害で生じる認知機能障害が、脳幹障害でも生じることは、意外と知られていないのではないでしょうか?

私は橋梗塞などにて、病前には見られなかった行為・行動の異常が見られた方を数多く経験しています。

そこで今回は、脳幹障害により生じる認知機能障害について解説していきたいと思います。

続きをみるには

残り 2,197字 / 3画像

¥ 200

期間限定 PayPayクーポン利用で最大5%pt付与
この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!