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慢性期の失語症はどのように改善する!?

脳外ブログ 臨床BATON

皆さんこんにちは😄♫♬
臨床BATON 336日目を担当します、訪問リハビリでスーパーSTを目指すyuccoです。
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#臨床BATONスーパーST

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《はじめに》

急性期で勤務することが長く、意識障害の回復に伴い脳の浮腫や出血が吸収されることで言語機能も改善し、回復期リハビリへとバトンを繋いでいました。
訪問でのリハビリを担当させてもらう中でも、何年経っていても言語機能の改善ができることを患者さまが教えてくださり、その最も有効だと感じている言語治療(全体構造法)を学びながら実践しています。

全体構造法とは…
発達は階層的になされるという科学的認識の上で、言語障害者や障害児の言語機能を構造化してゆく。その訓練順序は、人間の言語獲得過程に自然であることを目指し、まず話しことばの習得を基本とし、話しことばの聴覚的構造化(知覚)から始める。そして、話しことばを言語学的要素(意味、音韻、統語)に限定せず、プロソディなど言語学外要素を含んだ全体運動体として捉え、脳における自発的な構造化を推進させてゆく。つまり、母国語の音声言語による自然な言語体系の習得を目指す技法である。

福永真哉,失語症の経過と治療的介入の今,認知神経科学Vol.16 ,No.3・4,2015



今回は、脳の機能として急性期と慢性期では改善の仕方が異なるのか?
言語機能はどの機能から回復していくのか、順序性があるのかを文献から整理してみたいと思います。

《失語症の機能回復における神経メカニズム》

言語中枢は主に左半球に優位に存在するといわれており、右利きの人の約95%、左利きの人の約65%が言語野が左半球にあります。左右半球に言語野が存在する人もいると言われています。
左半球に多くあるとされている言語機能だけでなく、表情や声のトーンなど非言語的な要素も加えたコミュニケーションと捉えた場合には右半球は大きく関与しており、言語的要素としても比喩表現やユーモアの理解などの機能が存在しています。

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