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腰痛に対する治療ターゲットの考え方 

おはようございます(^ ^)
本日も臨床BATONへお越し頂き、ありがとうございます。483日目を担当するのは理学療法士のゆーすけです。

腰痛患者様に対してどこにアプローチしていいかわからない、腰痛の基礎的なところから理解したい人。

「腰痛と言っても色んな疾患があって難しい…。腰痛の責任病巣についてどう考えたらいいかわかない…。どこに対してアプローチいいかわからない…。」

こういった疑問にお答えします。

★はじめに

整形外科外来の現場で働いていると、腰痛を主訴とする患者様に遭遇することは少なくないと思います。
投薬、湿布、注射、手術などともにリハビリも治療手段の一つとして処方されます。
腰痛ならなんでもリハビリができるわけではなく、リハビリとして算定できる疾患は国で決められています。
変形性腰椎症、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などが該当します。
病名から考えられる要因もあれば、そうでないこともあります。
この辺りが腰痛の難しいところではないでしょうか。
今回は腰痛についておさえておきたい基礎的なポイントについて
お伝えしていきます。

★どのように治療ターゲットを考えるか

治療ターゲットとは、どの組織に対して治療をするのかを言います。
例えば、関節可動域であれば制限因子が治療ターゲットになります。
関節包、靭帯、筋肉、皮膚等が該当します。
関節可動域制限の制限因子の追求は最終域での抵抗感等で判断していくことになりますが、疼痛の治療ターゲットはどのように追求してきますか?
問診、触診、疾患からの考慮等多方面から判断していくと思いますが、最後は治療してみた結果、変化があったかなかったが大きな判断材料になります。
腰痛で悩む患者様はその日何とかして欲しい、少しでも楽になりたいという気持ちで来院されているので、少しでも確率をあげたいところです。

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