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臨床において荷重をのせれない症例に対して

本日も臨床BATONにお越し頂きありがとうございます!
393日目担当のジュニアです。


★はじめに


臨床において荷重がうまくのせれない患者さんは非常に多くいます。
ここで言う荷重がのせれないというのはのせたいのに荷重がのせれない状態をイメージして下さい。
その際に最初に考えるのが感覚障害や脚長差を疑うことが多くないでしょうか?
感覚障害がある事で荷重した際にも床反力を感じることが出来ない事によって下肢での支持が低下してしまうことで荷重がのらないという感覚になる事が考えられます。
脚長差に関してはあったとしても1cm程度で荷重をのせれない感覚がある方もいてるので個人差はあると思います。

荷重がのせれない=下肢の筋力低下という認識になってしまっていました。なので、一生懸命下肢の筋力強化練習と荷重練習を反復していたように思います。それだけでは臨床上うまくいかないことが多かったです。また、接地しているから荷重が出来ていると解釈してしまっていた事もありました。それなのになぜ、うまく歩けないんだろう、ADLが向上しないのだろうと悩んだ時期もありました。

また荷重をうまくのせれない患者さんに対して立ち上がり動作、立位時、移乗動作時などの介助時により重力を取り除いてしまう介助をしている事が多かったです。なぜなら、ただ下肢の筋力低下による影響だけだと考えていたからです。そして、下肢の筋力低下に伴う支持性の低下という解釈をしてしまい、下肢の筋力強化練習や荷重をかける練習を実施してしまっていました。

★評価に関して

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