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なぜ、前鋸筋が大切なのか?

おはようございます🌞
第405日目を担当するのは理学療法士のシミーです!
4月より訪問看護ステーションへ転職し、訪問リハビリ業務に従事しております!

職場は急性期から生活期へと変わりましたが、やることは変わらず、患者様のフルリカバリーを目指していくことです!
理学療法士として、人として「あなたでよかった」と言ってもらえる人間を目指して成長していきたいと思います!

私の記事では、臨床11年の経験をもとに、患者様のことをどのような視点で考えていくのかということをメインにお伝えしています。How toよりも、“考える”という部分にフォーカスした内容になっております。私自身が臨床で理解できなかった経験からどのように考えていけば解決の糸口が見えてくるのかということをお伝えしていきます!興味がある方は是非最後まで読んでください。

本日の内容は『前鋸筋について』です!
臨床の中で前鋸筋は非常に大切な筋肉です!
私は学生時代に教わった内容として「前鋸筋の筋力低下があると翼状肩甲になる」という知識だけ鮮明に覚えています。
しかし、なぜ翼状肩甲が良くないのか?ということは勉強した記憶がありません💦

今回は、そういったことも含めて前鋸筋が大切であることをまとめていきます!



◇はじめに

なぜ、前鋸筋が大切なのかということをお伝えします。

前鋸筋は肩甲骨の安定性と自由度を出すために必要だからです!

なぜ、安定性なのか?

なぜ、自由度なのか?

ということをまとめていきたいと思います。


◇前鋸筋とは

まずは前鋸筋の解剖から見てみましょう!

・起始:第1〜9肋骨外側面
・停止:肩甲骨内側面、肩甲骨下角

・支配神経:長胸神経(C5ー7)

・栄養血管
  上部:外側胸動脈
  下部:胸背動脈

・作用:肩甲骨を前外方に引くことで肩甲骨を胸郭に固定する。関節窩を上方に向けるように肩甲骨を回転するのを補助する。

・拮抗筋:菱形筋


◇前鋸筋の役割

前鋸筋は肩甲骨の動きを調整することと、力を伝達することが大きな役割になります。

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