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膝関節不安定性に対する評価

皆さんおはようございます🌞
436日目を担当する理学療法士のシミーです!

私の記事では、臨床12年の経験をもとに、患者様の状態をどのような視点で考えていくのかということをメインにお伝えしています。How toよりも、“考える”という部分にフォーカスした内容になっております。私自身が新人時代に臨床で理解できなかった経験からどのように考えていけば解決の糸口が見えてくるのかということをお伝えしていきます!興味がある方は是非最後まで読んでください!


本日のテーマは「膝関節不安定性に対する評価」です!
膝関節の評価の中でもわかりにくい部分ですが、臨床上非常に重要な項目になります。


膝関節の不安定性とは?

膝関節は比較的平坦な脛骨上関節面の上に半球状の大腿骨顆部が接するという骨構造になっています。図で見ればわかるように骨自体の適合性は不安定であり、関節周囲の軟部組織により安定性を確保しています。

膝関節不安定性とは、何らかの原因により大腿骨と脛骨の適合性が低下した状態をいいます。

人は膝関節の適合性が低下した状態でも動くことはできます。しかし適合性が低下した状態での運動は何らかの組織に負荷をかけてしまう可能性が非常に高いのです。

何かで不安定性を代償した状態で運動を継続していくと、組織の損傷を引き起こす可能性も出てきます。
膝関節不安定性はできるだけ起こさないようにする必要があるのです。

決して運動が行うことができなくなるわけではなく、どこかの部位で代償してしまうということが評価する際に難しいところです。


不安定性があるとどうなるのか

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