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炎症の痛みに対するアイシングは必要?

みなさん本日も脳外臨床BATONにお越し頂きありがとうございます。
本日16日目担当します、理学療法士の吉岡勇貴(ニックニームはジュニア)です(^^♪まずは簡単に自己紹介させて頂きます!


【自己紹介】

私は奈良県に在住で脳外臨床研究会では奈良支部の代表をしております。
大阪の回復期で整形がメインではありますが、色んな疾患の患者さまが入院されている一般病院で勤務しております!みなさんよろしくお願い致します。

【痛みに対する想い】
本日お伝えするのは、私自身がクリニック・一般病院で臨床をしていく中でよく遭遇する痛みについてです!
当院では手術も行っている関係で、患者さまから痛みに対する訴えが多く聞かれ、その痛みがある事でリハビリが進まない、ADLが向上しないなどのケースで苦悩します。私自身も偏頭痛を持っているので、その時は『何もしたくない』、『何も考えられない』、『痛みへの恐怖心』みたいなものを感じます。患者さまはもっと辛い状況ではあると思いますが少しでも痛みを理解し、軽減出来ないかというところが私自身の痛みに対する想いです。

【痛みとは】

痛みとは
『なんらかの組織損傷が起こった時、または組織損傷が起こる可能性があるとき、あるいはそのような損傷の際に表現される、不快な感覚や不快な情動体験』(国際疼痛学会より引用)

痛みは末梢の自由神経終末にある高閾値機械受容器とポリモーダル受容器があり、その受容器に刺激が入力され➔脊髄の後角➔視床➔脳へ(体性感覚野や大脳辺系)と情報が伝達されることで出現するのが『痛み』です

痛み経路

そこで今回は術後に起こる炎症(発赤、熱感、腫張、疼痛、機能障害)の中に存在する痛みについて考えていきます。
注:ここでは言葉がややこしくなるので炎症の中に存在する痛み→以後から炎症の痛みと表現させて頂きます
では、みなさん炎症の痛みに対して最初に行う治療は何を思い浮かべますか?


そうです‼️アイシングです!

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このマガジンでは今まで投稿してきた全ブログ168本が入った詰め合わせパックとなっています。 このblogは、臨床BATONと言って脳外臨床研究会メンバーが日頃から思っている臨床の悩みや発見を読者の皆様と共有し、さらに全国のセラピスト達とバトンを繋いで、一緒に学ぶ成長していくことを目指したblogです。そんな想いをもったメンバーが集まってblogを書いています。

全国展開している脳外臨床研究会に所属するメンバー達が、『臨床で起こる悩み』『臨床での気づき』を読者の皆様と共有し、また知識を繋げていきたい…

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