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認知症のある患者様の入院拒否はなぜ起こるのか

本日も「臨床BATON」にお越しいただきありがとうございます!
375日目を担当します、ミッキーです。

新たな年が始まりましたね!(2023年1月7日記載)
毎年、自分の1年の目標設定は大事だなーと思いながら毎年全く立てていません。
今年こそは立てようと思います💦

★はじめに

認知症のある患者様はどこの病院・施設・訪問リハビリでも接することが多いですよね。
「〇〇さんが入院拒否やリハビリ拒否があります。〇〇さんは認知症が強いからなかなか接し方が難しいよね…」という会話は僕も結構しています。

そうした認知症のある患者様に対しての接し方について興味深い記事があったのでそれについてお伝えします。

★なぜ入院拒否が起こるのか

入院拒否といった行動は認知症の中核症状というよりも行動・心理症状(以下BPSD)が原因となって起こります。
BPSDは中核症状に伴って引き起こされる二次的な症状で、興奮・暴力、不安・焦燥、徘徊などがあります。

BPSDは中核症状に比べ、個人差が大きく、環境にも影響されます。また、中核症状よりも患者様の負担の原因になることが多いですが適切な治療や対応で症状の改善が期待できるものでもあります。

入院や施設入所といった環境変化で起きる拒否はBPSDに原因があると言え、そうした環境変化に適応しにくいことで起こると考えられます。

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