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尖足の自主トレ②

お疲れ様です。脳リハです。

本日は脳卒中後遺症者向けの投稿です。

内容は…
歩行時の踵が着かない現象(尖足)の自主トレ」について説明します。

尖足とは??

上記の記事でも説明していますが、床に対して足首が勝手に押し付ける状態を尖足と言います。

それに対して、前回は股関節と膝関節を使う練習を紹介しました。

今回は麻痺側に体重を乗せる練習を紹介します。

痙性が問題ではなく体重を乗せられないのが問題

尖足の方は麻痺側に体重を移さずに…

☑︎ 杖や非麻痺側
☑︎ お尻を後ろに引く
☑︎ 過度な前傾姿勢

など、麻痺側に体重を乗せない方法を取る為、さらに尖足を強めます。

このとき必要なのが「足首で床を押す動き/麻痺側に体重を乗せる」を練習する必要があります。

① 足首で床を押す練習

尖足の方は、麻痺側を支持として使う際に過度な膝関節伸展(伸ばす動き)が出現します。

これは、床を押すor麻痺側に体重を乗せる際に、足首の動きを制限させます。

なので、膝を使わずに足首を動かす練習が必要です。

☑︎ 自主トレ(踵あげ)

肢位 : 座位
方法 : 膝関節90°曲げた状態で、踵をあげる。この時、膝関節が伸ばさず、常に90°をキープすることが大切。

② 足首で床を押す練習&体重をかける

次に、膝の動きも混ぜながら足首で床を押す練習を行います。

☑︎ 自主トレ(壁にもたれてスクワット)

肢位 : 壁に背をつけた状態で立位
方法 : 背中を壁に着けた状態で、膝関節を曲げる。この時、壁に頭と腰は着けた状態で行う。

ぜひ、実践しましょう!

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