脳卒中と肺炎について
お疲れ様です。脳リハです。
本日は脳卒中後遺症者向けの投稿です。
内容は…
「脳卒中発症後の肺炎リスク」について説明します。
誤嚥性肺炎の死亡率
脳卒中発症後の合併症の報告は多くありますが、なかでも誤嚥性肺炎は死亡リスクが高いなど、怖い部分が多い為、しっかり知識として身に付けましょう。
近年は、医療の進歩により脳卒中による死亡リスクは軽減しています。
しかし、脳卒中後の合併症、誤嚥性肺炎による死亡率は増加傾向と報告があります。
また、厚生労働省の調査では、肺炎による死亡率は高齢になる程、増加傾向のようです。
つまり…
「脳卒中後遺症+高齢者は肺炎予防が重要」
となります。
そもそも誤嚥性肺炎とは??
誤嚥とは…
食べ物や飲み物を飲み込む際に、本来は食道を通るはずが、気管に入ってしまう現象
を言います。
誤嚥が原因で、細菌が気管支や肺に侵入することで発症する病気です。
主な原因は、嚥下機能と呼ばれる、飲み込む力が低下することで、誤嚥が起きます。
つまり、嚥下機能を向上させ、誤嚥リスクを減らすことが予防の重要な要点になります。
誤嚥性肺炎の予防
予防には以下の項目が重要です。
☑︎ 口腔内の衛生状態を綺麗にする
☑︎ 歩行や日常生活動作など、活動場面を増やし、体力を向上させる
この2つが非常に大切です。
また、食事を取る姿勢も非常に大切です。
ポイントは…
☑︎ 顎は引き気味
☑︎ 背中は90度
☑︎ テーブルの高さは肘関節のあたり
☑︎ テーブルとの距離は拳ひとつ分
☑︎ 足の裏がしっかり付く
ここを守るだけでも、誤嚥リスクは大幅に軽減します。
ぜひ、実践しましょう!
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