歩幅を広げるためにできる装具と電気治療
お疲れ様です。はらリハです。
本日は…
「歩幅を広げるためにできる装具と電気治療」を題名にお話ししたいと思います!
はじめに
脳卒中患者は足関節を持ち上げて歩くことに難渋しやすく、この問題は「下垂足」と呼ばれ、床面に引っかからないような様々な生活を活用して代償する事で安全に歩こうと試みます。
以下、脳卒中後に生じやすい典型的な4つの歩行方法を挙げます。
典型的なパターン4選
上記の不自然な歩行パターンを活用すると悪い方向に進む場合があります。
腰部や腹部、関節などにストレスが積み重なり、骨/軟骨/靭帯/腱などに関節炎や他の疾患が生じます。
また、このような歩行スタイルは正常な歩行よりも多大なエネルギーを費やすことや、転倒を引き起こすリスクを高めます。
短下肢装具の活用のメリットとデメリット
足首が上がらない「下垂足」という症状に対して、医師やセラピストからは短下肢装具(AFO)と呼ばれるものを処方することがあります。
【短下肢装具:メリット】
装具をつける事で歩けない場所を歩けるようになる為、装着するメリットがありますが、同時にデメリットもあります。
【短下肢装具:デメリット】
機能的電気刺激(FES)
このシステムは運動の質、関節可動域、筋力、安全性、効率性を改善させる可能性があります。
研究ではFESによる歩行能力の改善と下肢機能の向上を示したことが報告されています。
具体的な方法
下腿の前面、すねの外側に足部を持ち上げる筋肉が付着しています。これらの筋が脳卒中により弱くなると下垂足が生じます。
FESシステムは歩行中にこれらの筋肉に低刺激の電気信号を送ります。
短下肢装具とは異なり、足へのFESは脳卒中患者が自身で足を挙げようとする筋収縮をサポートしてくれます。
機械から刺激が送られ、皮膚に装着された原曲を介して筋や神経に伝わります。
医師やセラピストが歩行の質を最大限に高める為に足に対してそれを活用します。
【FESの期待できる効果】
・筋の弱化や麻痺に対する強化
・痙性が存在する筋群や他の軟部組織のストレッチ
・痙性を弱める
・能動的可動域の増大
・足部を持ち上げる為の特定の脳出力を高める
・転倒を防ぐ
注意点
このシステムは気軽に購入できる機品ではありません。
医師の処方や医師とセラピストのチェックが必要です。
「レンタルや中古の購入、専門スタッフは誰なのか」など、詳しい部分は業者が適切に回答してくれます。
業者にはウェブサイトや電話で問い合わせする必要があります。
おわりに
ここまで読んで頂きありがとうございます。
はらリハでは、自費リハビリを受けたいが、金銭的に難しい方に向けて、有料の自主トレメニューを販売しています。
そもそもの話をすると脳卒中後遺症の根本的な問題を解決するためには筋肉トレーニングだけでは不十分です。
なぜなら…
根本的な問題は『脳』にあるからです。
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