硬い筋肉を緩める方法【Ib抑制】
お疲れ様です。はらリハです。
本日は…
「ストレッチを使わずに硬い筋肉を緩める方法」について説明します。
筋肉と腱の境目が狙い目
結論から話すと…
筋腱移行部と呼ばれる部分に指圧での刺激を与えることで硬い筋肉は緩みます。
筋腱移行部とは?
筋肉は骨に付着しており、始まりの場所(起始)と終わりの場所(停止)があります。
始まりから終わりの骨の付着部分は筋肉ではなく、腱から始まっています。
その腱をみつけて、20〜30秒程、圧を加えるだけで筋肉は緩みます。
では、なぜ筋肉は緩むのでしょうか??
Ib抑制が筋を緩みやすくする理由
筋や腱が伸張されることによって筋収縮を抑制する反射的な現象をIb抑制と言います。
これは、筋が収縮しすぎないようにブレーキを役割があります。
その役割が腱を圧迫することで筋が緩む理由になります。
Ib抑制におけるゴルジ腱器官の特性
筋腱移行部にはゴルジ腱器官という受容器があります。
筋や腱が伸張されることでゴルジ腱器官が伸張され、Ib神経繊維が発火します。
Ib神経繊維はゴルジ腱器官と脊髄を結んでおり、情報を脊髄に送ります。
Ib神経線維は脊髄にあるIb抑制性介在ニューロンへ情報を送ります。
Ib抑制介在ニューロンは、筋を収縮させる役割を持つα運動ニューロンにブレーキを掛ける事が出来ます。
つまり…
『筋や腱が伸張されることによってゴルジ腱器官が伸張され、Ib神経線維から伝えられた情報はIb抑制介在ニューロンを介してα運動ニューロンにブレーキをかけ、その結果、筋が緩む』
というわけです。
筋腱移行部のポイントも今後、投稿していきたいと思います。
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