麻痺側の支えは骨盤が大切
お疲れ様です。脳リハです。
本日は脳卒中後遺症者向けの投稿です。
内容は…
「骨盤を意識すれば麻痺側の支えは上達する」について説明します。
骨盤の回旋とは??
お臍は正面を向いた状態で、牛乳を飲む時と同じように腰に手を添えます。
添えた手の下にある骨が骨盤です。
その骨盤を動かすには骨盤を前後に動かすことができます。
この動きが骨盤の前方回旋、後方回旋と言います。
※画像があると分かりやすいですよね…
麻痺側を支えやすくする為には??
歩行の中には、麻痺側を一歩前に出し、重心を麻痺側に乗せるフレーズがあります。
その際、脳卒中の方は骨盤を前方に移動させず、骨盤が後方に残ったまま麻痺側下肢に重心を移動させるパターンが多いです。
なぜかと言うと…
片麻痺の方は基本的に体幹筋の活動が低下し、背中の筋肉を使い過ぎてしまう傾向があります。
そうなると、骨盤を前に移動させるより、後ろでガッチリ固定した方が安定した動きが出来るからです。
しかし、この方法で歩行を行うと、麻痺側へ十分に重心移動が出来ない為「非麻痺側に過負荷がかかり痛みの原因/麻痺側下肢を使わない学習の促進/麻痺側下肢から体幹が固まる」など、様々な障害を来します。
それを防ぐ為にも、麻痺側下肢を一歩だしてから重心を移動させる時には、骨盤を前方に移動させ、骨盤の下に股関節がある状態に持っていく事が大切です。
まとめ
要点をまとめると…
☑︎ 骨盤は前方と後方に動かす事ができる
☑︎ 片麻痺は骨盤を後方で固めやすい
☑︎ 麻痺側に重心を移動する時は骨盤を前方に移動させ、骨盤の下に股関節を乗せると安定する
この3つを知って頂ければ幸いです。
骨盤ひとつでも、関節はもちろん、筋肉同士は全身に繋がっているので、この動き一つでも、様々な効果ご期待できるので、ぜひ実践してみて下さい!
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