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分回し歩行を治すには股関節が重要

お疲れ様です。脳リハです。

本日は脳卒中後遺症者向けの投稿です。

内容は…
分回し歩行と股関節の関係」について説明します。

分回し歩行とは??

脳卒中後の後遺症の中には、様々な症状が見られますが、その中でも有名なのが「分回し歩行」です。

【分回し歩行】
麻痺側の脚を振り出す際に、床に引っかからないような外側に振り回しながら歩くスタイル

まずは、足を外側に振り回してしまう原因の2つを説明します。

原因① 尖足になる(痙性麻痺)

勝手につま先から足首が伸びきってしまう現象が「尖足」と呼ばれます。

この現象が起きると、真っ直ぐ足を降り出すとつま先が床に当たる為、外側に回しながら歩きてしまいます。

原因② 股関節屈伸が困難(運動麻痺)

本来、足を振り出す際に使わなければいけないのは股関節です。

しかし、分回し歩行をする方は股関節ではなく、骨盤を使って足を降り出します。

その為、股関節は曲がることも伸びることも出来ないので、降り出しだけでなく、支える際にも悪影響を与えてしまいます。

股関節の問題を解消する自主トレ

① 背臥位で股関節を曲げる

麻痺側下肢を非麻痺側の肩に近づけるイメージで股関節を曲げます。
② 背臥位で膝立ちの位置で止める

次は、膝を曲げて足の裏をベッドにつけ、その状態で保持します。

可能で有ればその状態で膝のお皿の向きをゆっくり内側と外側に交互に動かします。
③ ②の状態で足を浮かす

次は、②の姿勢(膝立ち)から少しでいいので足を浮かす、下ろすを繰り返します。

ぜひ、実践してみて下さい!

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