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ミラーセラピー(MT)
手指の麻痺に対しての治療として『ミラーセラピー』というものがあります。
本日はこの治療方法について投稿させて頂きます!
ミラーセラピーとは??
ミラーセラピーは、脳に麻痺した手が動いているんだと思い込ませることで麻痺の回復につなげる治療法です。
研究では、この「良い側」の動きを「麻痺側」が正常に動いていると錯覚し、可塑的変化を与えると報告があります!
メカニズム
脳は視覚的な情報に頼る傾向があり、「動かない手」と認識すると、「その手は動かないもの」と判断してしまいます。
そうなると、手に入力される感覚やイメージは皆無となり、「自分の手」という認識がなくなります。
そこに対して、「良い側」の手を鏡に写し、手を動かすと麻痺側が動いているかのように、脳が錯覚を起こし、「動かない手から動く手」と認識が変わる事で、手に入力される感覚やイメージが増える事で、脳の領域が広がるとされています。
必要な道具
道具は基本的に鏡と、それを支えるものがあれば十分ですが、より良品では、箱型のものがあります。
具体的な方法
① 全く手が動かない段階
手が動かない場合は、無理に動かさなくても良いです。
鏡に写る手を見ながら良い側の手を動かしましょう。
② 動かすことが可能になった段階
「良い側」と麻痺側は同じタイミングで動かすと効果的です。
動かす内容を以下に挙げます。
【腕/手】
☑︎ 指を握ったり開いたり
☑︎ 手首を上げたり下げたり
☑︎ 手のひらを下に向けたり上に向けたり
【足/脚】
☑︎ 足首を動かす(つま先を上げたり、踵を浮かせたり)
☑︎ 足裏を設置させながら、前に出したり後ろは引いたり
回数は1日30分から始めると良いです。
【具体的な時間/回数設定】
○ 1日30分を週に5回、1ヶ月実施
○ 1日30分×2セットを週に2回、5週間実施
○ 1日15分を週に6回、1ヶ月実施
注意点
鏡が安定していることを確認しましょう。
破損して怪我をする恐れがあります。
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