立ち上がり方を見直せば身体は変わる
お疲れ様です。脳リハです。
本日は脳卒中後遺症者向けの投稿です。
内容は…
「麻痺側を無意識に使う為の起立-着座の足の位置」についてお伝えします。
起立-着座のメリット
以前、投稿した記事でも説明した通り…
起立-着座動作は日常生活の中で行う場面は多く、麻痺側を使うにはもってこいの動作です。
また、階段を登るより使う筋活動や負荷量は起立-着座動作の方が得られる効果が高いです。
しかし、片麻痺による左右非対称な姿勢ではその効果を十分に発揮することが出来ない場合があります。
その方法をお伝えします。
麻痺側を一歩下げて立ち座りを行う
ある研究では…
『脳卒中患者における足部の位置による立ち座り動作への影響』について、以下に報告しています。
▶︎ 荷重の非対称性はそれぞれ離殿前、着座前から始まっている。
▶︎ 麻痺側を後ろに引いた非対称姿勢は、麻痺側への荷重を生じさせた。
片麻痺の立ち上がりの特徴は…
☑︎ 立ち上がり時間の延長
☑︎ 質量重心が前後左右に変異
☑︎ 荷重パターンの非対称
があげられます。
それに対して、報告では麻痺側を一歩下げるだけで、この非対称が軽減し、麻痺側の活動を促せることが説明されています。
付け加えて【麻痺側を使うコツ】
ポイントは以下3つです。
☑︎ 両手を組む
☑︎ 体重を足に乗せる
☑︎ お臍を見つつお辞儀をしながら立ち上がる
足の荷重も大切ですが、体幹筋の活動もとても大切であり、腰を反る形で立ち上がると、固定的な姿勢になり、効率的かつ安定性を求めた時には、制限を来してしまいます。
それを防ぐ為にも、この3つのポイントを意識して立ち上がるだけでも、効果があります。
ぜひ、実践しましょう!
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