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design / kern inc.
個人的に好きな kern 社の作品を
あらためて見てみました。
デザインの意図や背景など
学びにつながることが多いです。
「言語化力」は自身の仕事にも置き換えられる
こともあり、参考にしていきたいと感じています。
baigie社
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146389195/picture_pc_655fc556a0ae105b7895ac28bd86db0b.png?width=1200)
新しいシンボルは、「web」の由来である
蜘蛛(くも)の糸から着想を得ました。
蜘蛛の糸は、あるときは身体を支える命綱として、
またあるときは新たな命を育む場として使われます。
さまざまな目的に応じて役割を変える糸を、
あらゆる課題に対してデザインや
マーケティング・ソリューションを
提供する同社の存在になぞらえ、
しなやかさと力強さが同居する姿を描いています。
Gaudiy社
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146389568/picture_pc_29bfb17ae563d0c40e9b3addc51ee289.png?width=1200)
経済と社会の発展によって多くの人々が
享受できていた恩恵は今、さまざまな形で
「バグ」のような歪みをもたらしています。
Gaudiy 新アイデンティティのコンセプトは
「エンコードとデコード」。
私たちは彼らの姿を「分散型」や 「透明性」
といった Web3 に特徴付けられるワードのみならず、
Web の世界の根幹を成し、包括的なものであり、
今もこれからも生きつづける概念を用いて
描き出したいと考えました。
デジタルデータの圧縮から暗号化に至るまで、
広くあまねく用いられているエンコードと
デコードは、ときおりバグを引き起こします。
これを視覚的に表しているのが、
文字コードの不整合による「文字化け」です。
常識にとらわれず「ファン国家」と呼ばれる
新たな経済圏の創出に向き合い、その道半ばで
起こる困難をも力として受け入れていく。
正常だと思われてきたものを違和感で
上書きすることで、このプロセスを
表現することを試みました。
10X社
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146389877/picture_pc_b43f810eb5eb3691d947d7cb96cc87a9.png?width=1200)
連続的に続いていく私たちの日々は、
新しいアイデアや技術によってこれまでに
体験したことのない、非連続的な瞬間へと
飛躍することがあります。
これまでインターネットやスマートフォンを
中心に発展してきた情報技術は、長くつづく
産業や事業にインストールされると、
私たちの生活をさらに大きく変える可能性を
秘めています。
本プロジェクトでは『未知なる道』を
テーマに掲げ、新たな道を切り拓く
10X 社の姿を追い求めました。
デジタル・トランスフォーメーション
(Digital transformation / DX) の
“Trans” (交差) を表す “X” は、
切れ込みを入れることにより「非連続性」を描写。
地続きに描かれた “10” は、
たとえ 10x へと跳躍する出来事であっても、
日々の積み重ねから生まれることを表現しています。
青山ブックセンター
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146390417/picture_pc_62b91a76724d0fe98b40850adc30e19b.png?width=1200)
最終的に採用したシンボルは、積み重ねられた本で
青山ブックセンターの歴史の厚みを表現しました。
さらに、本の小口を使って同書店の愛称である「ABC」を記すことで固有性を加え、
紙の表面を模したテクスチャを
乗せることで質感を向上させています。
CAMPFIRE社
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146391254/picture_pc_79f01816ceaa996b76338ba826137473.png?width=1200)
モチーフには「&」(アンパサンド)を採用。
新たなシンボルで描かれる炎。
それは1つの事象ではなく、たくさんの人々の
心に灯された熱の集合体です。
起案者と支援者のつながり、灯火が次の炎へと
広がっていく景色、心に抱いたかけがえのない想い。
CAMPFIRE が紡いできた様々なできごとを
小さな意匠に込めています。
これまで使用されてきたシンボルマークを
簡略化した案や、炎のシルエットを模した
“C” と “F” でつながりを表現した案など、
試作段階においては採択された
アンパサンド案のほか、新たな象徴に
ふさわしい表現を模索しました。
L : simplification - 現行ロゴを単純化
/ C : You & Me - “C” と “F” で
炎を象りつながりを表現
/ R : Torch - 起案者とそれを支える
人々の姿をトーチに擬態
炎の温度や揺れ動きをグラデーションを用いて表現。
線上または円上に変化する従来のグラデーション
とは異なり、複数のポイントでハイライトと
シャドウを意識した色を設定しました。
たとえば、アンパサンドの筆跡に合わせて
わずかに奥行きを持たせることで、
膨らみがある形状に対して緩急を
加えながらまとまりを生み出しています。
おわりに
デザインこそ、意図を汲み取り、
表現することが難しいと感じます。
(それを実現するクリエイターは本当にすごい)
自分に置き換えると、顧客の希望を汲み取り
サービスを通して表現する、そのために
今やっていることは正しいのか、もっと
他にできることがあるのではないか、
と考えさせられました。
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