暴力男は戦争を生み出す
僕は恋愛を仕事にしながらも、恋愛相談という仕事がなくなればいいと思っている。
恋愛相談は、実はそれ自体を楽しんでいるだけであって、問題を解決するものではないからだ。
だから、無料でいいと考えている。
ところが、無料よりも有料のほうが真剣に話してくれる人ばかりだ。
どういう仕組みかいまいちわからないが、無料だと申し訳なく思うらしい。
なので、恋バナという時間を濃密にするためにお金というツールを使っている。
もちろん、お金は価値交換のためのツールでもあるので、こちらとしても何としてもこの人のモヤモヤをスッキリさせてあげたいという気持ちになる。
お互いにとって、お金が着火剤となるのだ。
さて、僕は恋バナが好きだ。
そして、誰かは恋愛で悩んでいる。
悩みと認識しながら、実際は楽しんでいる。
とはいえ本人は真剣に悩んでいる。
もしかしたら、人生に大きな影響を与える悩みかもしれない。
だからこそ、その人の人生に介入することは、大いなる責任となる。
恋愛のハウツーなどを教えないのはそのためだ。
だから、こうしてみてもいいかもねと具体例を出したり、質問を投げかけて本人に気づいてもらう手法をとる。
恋愛は本人に起因される。
本人以外の恋愛は存在せず、さらに本人と恋人となるとさらにオリジナリティは増す。
その2人にしか理解できない領域となる。
◆
2人だけの領域。
ここで、暴力男についてピックアップしよう。
ある女性が、いくら暴力男、モラハラ男のことを好きになろうが、それは2人の世界だ。
その2人にとっては、それが心地良い。
僕は女性に暴力をふるったり、心を意図的に傷つける男性が嫌いだ。
力で押さえつけようとするのは、もっとも弱い人がやる行為と思っている。
なので、相談でそういう男の人とうまくやっていくにはどうすればいいか?という話をされると、だんだんその男性が憎たらしくなってきてしまう。
頭を真っ白にする術を身につけていないまま相談を受ける仕事を始めていたら、感情が暴走して相談を受けるどころではなかっただろう。
暴力は、よろしくない。
暴力という行動に出る源泉こそ、戦争を生み出す。
「戦争はよくない」と言いながら恋人や奥さんに怒鳴る、誰かに文句ばかり言う、男とは女とはといちいち性別の違いを語る。
戦争を起こしているのはわたしたちであることを自覚しないと、一向に世界は平和にならない。
話が大きくなってしまったが、要は世の男性がやっている愚かな行為は、すべて戦争となって世界のニュースになっているということだ。今すぐやめよう。
自分が魅力的になって、自分なしでは生きられないぐらいに女性を虜にする暴力は、大いに爽快だ。
自分を磨き続けることには賛成する。
暴力男は、戦争を生んでいる。
もちろん、女性に関しても同じことが言える。
世界平和を訴えるより、火種をなくしていくほうが、未来の子どもたちにとっては有益ではなかろうか。
そんなわけで、僕は健全で健常な家族をつくれる人を増やす。
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