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システマを体験

高田馬場で、システマの教室があったので参加してみた。先日スタエフのゲストに来ていただいた彦根由実氏がおすすめしてくれたので、早々に予約をしていた。

システマはロシア発祥の武術で、ロシア版合気道ともいわれる護身術,と目にすることが多い。

スタジオに足を運んでみると,見るからに芯のありそうな,目力の強い女性が迎えてくれた。

奥に男性がいて,動きやすそうな服装で準備体操をしていた。どうやら着替えることと,準備体操が必要らしいとわかった。

ちなみに,このような場合に備えて着替えは持ってきている。
スーツの仕事をしているため,着替える必要があるのは明白だった。

次々と別の参加者もやってくる。
男性,女性,関係ない教室のようだった。
どうやらお初の人は私だけとわかった。

「じゃ,はじめます」

その一声で,なんとなく中央に集まり始める。
なにをはじめるのかすらわからない状況の中,起きることに備えていた。

システマは,呼吸を鼻から吸って口を半開きで吐くということだった。
そして,相手から押されても押し返すのではなく受け流すことが大切とのことだった。

とはいえ押されたら倒れてしまう。
なのでふんばる。
しかしシステマでは,ふんばるのではなく全身に分散させるイメージとのことだった。呼吸さえ整えば,筋肉を使わずとも踏ん張れるそうだ。

先生に教わりながら,実際にやってみた。

「考えないでね。感覚でやってね」

そうはいっても,やはり感覚より方法を考えてしまう。

とにかく呼吸を整えることが重要のようだ。

肩やおなかで呼吸をするのではなく,全身で呼吸をするとのこと。
わけがわからないまま,そのイメージでやってみる。

先生を押していると,肩でもおなかでも呼吸をしておらず,そもそも呼吸をしても動いていない。

以前習った,不随意筋を使いこなしているということなのだろう。

あらゆる角度から押したり,引っ張ったりしても,力に抗うことはない。
人形を動かしているかのように,抵抗なくすっと動くのである。
これは不思議な感覚だった。

いろんな人とペアであれこれ試してみたが,どうも押されたら押し返す作用が働いてしまう。難しい。

「皮膚感覚をつかってみよう」

皮膚はもっとも大きな内臓とのことで,相手を感じるのに非常に適しているとのことだった。

皮膚で感じ受け流す,というのはどうやらできていたらしく,先生に褒められた。

エネルギーワークのお話を伺う限りでは,皮膚感覚タイプではないはず。
とはいえ「これまでの人を見ている限り」ということだったので,自分に合う「感じ」を掴めばいいのだと思うことにした。

まずは実践的な動作の中で,呼吸,丹田,不随意筋の世界に触れてみた。

他にも色々とやってみて,自分が心地よく続けられるエネルギーワークを見つけていきたい。

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