なんとなく嬉しいこと。

最近　嬉しいことがあった。朝ゴミを捨てるときにイタチらしい親子、あるいは姉妹を見たのだ（姉妹というのはそう感じたということで実際どうかは分からないね笑

わたしの家の斜向かいにある家から道路を渡って　こちら側に走ってくるのを見た。先ゆく方はやや大きく、あとから着いていった方はやや小さいように見えた。二匹のその生き物は息もつかぬ間に　あっという間に消えて行ってしまったが　わたしはなんだか嬉しい心持ちがした。

今晩は自分のノンアルコールビールとパートナーのお酒を買いに近所のスーパーへ散歩に出掛けた。道中いつもの曲がり角のお家で、いつもの猫の鳴き声がした。サバトラ柄の猫と黒い猫の二匹がいた。

夏場少し痩せ細っていたように見えたが、涼しくなってきて食が戻ってきたのか、少しふっくら感が戻ったように見える（それでもやや痩せがたに見えるが）

この猫は外飼いなのか　この地域で定住している猫なのか分からないけれど　初めて見たときからかれこれ一年近く同じところにいるので　ずっとここにいるのだろう。もしかすると、この地域に住んでいるという意味ではわたしよりも先輩なのかも知れない。

少し猫と戯れる……戯れてもらったの間違いかも知れないが、猫とのひと時を過ごした。空を見ると満月にほど近い月がまんまると空に浮かんでいた。猫のそばに座って、月を眺めていると月は雲の中へと隠れてしまった。猫たちは少し離れたところで身体の手入れをしている。

わたしは猫たちに別れの挨拶をし、スーパーへ向かうことにした。さっきまで愛想のないように見えた猫たちだが、ニャーニャー鳴きながらついてくる。今度はお土産でも持ってくることにしよう。

途中の原っぱで小休止しているようだったので撒くことにした。遠くで鳴き声が聞こえる。

スーパーに着くと小さな女の子が腕を広げて走っている。目が合うと何とも言えない表情をしていた。近くに保護者がいたみたいで、いたずらをしていた様な笑みを浮かべていた。

目当てのモノを買って帰る。10月から酒類の値段が上がるそうだ。どれくらい上がるのかは知らないが。

帰り道は違う道を通ることにする。下を見て歩いていると蛇のような模様をした虫が一生懸命に道を渡ろうとしていた。

道路の方に向かうと危ないので、しばし葉っぱを使って誘導するが思うように行かない。仕方ないので、葉っぱを使って自動車道の方へ行かないように道を塞ぎ、その場を立ち去ることにした。

どんな生き物であれ、生き物を見るとなんとなく嬉しいものである。