【コーダ あいのうた、を観て】あなたには「護りたいもの」がありますか
昨日は6時半からの上映でスパイダーマン ノー・ウェイ・ホームを見てきた。
そして今日も引き続き、映画を見てきた。
「コーダ あいのうた」だ。
今日はなんだか、心が辛いので、エネルギーがなくてあらすじは書けないかも。
一つだけ、思ったことを書き記しておきたい。
それは、「僕には護りたいものがあるか」という問だ。
主人公のルビーは、家族の中で唯一の健聴者。社会から馬鹿にされる家族と、社会との間にいつも挟まって家族を守っている。家族の面倒をみないといけないから、学校の友達と遊ぶのを諦めたり、大好きな歌のレッスンを諦めないといけない。それでも彼女がそれを諦めるのには意味がある。彼女がいてくれるおかげで、家族は周りの人たちが何を言っているのか理解できる、漁が続けられる、そして生活を続けられる。
ルビーの苦しみを想像することができる一方で、そんなに「護りたいもの」あるいは「護らなければいけない人」がいる彼女を羨ましく思っている自分がいる。
僕には「護りたいもの」があるか。家族や恋人はいまのところお金にも健康にも困っていない。自分もお金や健康に困ってはいない。僕の周りに助けを必要としている人はいるだろうか。僕が気づいてないだけだろうか。
ごめんなさい。でも僕には衝動的に守りたい人がいない。みんな問題なく生きてる。僕の人生には、物語がない。ただ、時間が流れているだけだ。
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