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へのへのもへじ

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とある民家の壁に書かれていたんだ。
いたずら書きだ。
民家の方はさぞかしお怒りだろう。
自分の家の壁に何処の馬の骨ともわからんやつにこんなわけのわからない絵を書かれて...
心中お察し致します。
しかし、俺はこの顔に愛着を持った。
確かにいたずら書きはよろしくない。
しかしこの顔には愛嬌があるのだ。
これを書いた奴はきっと根はいい奴に違いない。
たかがいたずら書きでここまでファニーなへのへのもへじを書ける奴はそうそういないと思うんだ。
でも再度申し上げるが、民家の方はお気の毒だ。
願わくば俺と同じくこの絵を楽しんでおられますように。
さて、いたずら書きといえば、スプレーで壁に書く奴がいる。
本人たちはアート気取りのようだが、あれはダメだ。
そこに何の信念もない。
アルファベットだが数字だかわからんようなグニョグニョした文字をただ書き殴っているだけのアート...
そんなものはアートとは呼べない。
どうせいたずら書きをするなら盛大にやってくれ。
盛大に感心できる絵を描いてくれよ。
中途半端じゃダメなんだ。
例えいたずら書きであろうとも真剣に必死で魂を込めて書いてくれ。
中途半端だから人は怒るんだ。
でもそのいたずら書きで人が感動したら文句は言わない。
感動させてもらったんだから。
文句を言われるのはお遊びでやってるに過ぎないからだ。
だからダメなんだ。
へのへのもへじにはきっと誰も怒らない。
真剣にいたずら書きしたに違いないんだ。
でなければあんなに愛嬌のあるもへじ顔なんて書けるはずがない。
お住まいの方はさぞかし悔しい思いをされているかもしれません。
でも元気を出してください。
あれはきっと、バンクシーだよ。

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